864: Tom Waits / Tom Traubert's Blues (Four Sheets To The Wind In Copenhagen)

「ダウンタウン・トレイン」をヒットさせたロッド・スチュワートは、1992年にもトム・ウェイツのこの曲をカヴァーし、またもヒットさせます(UK6位)。
ロッドのカヴァーも良いのですが、ここはやはりオリジナルの方を。
1976年にリリースされたトム・ウェイツの4thアルバム『スモール・チェンジ』(US89位)は、彼にとって初のUSトップ100入りを果たします。
アルバムのオープニングを飾ったこの曲は、シングルカットされたわけでもありませんが、彼の「最高傑作」とも評され、ファンからも絶大な支持を受け続けているナンバーです。
シンプルなピアノとベースに流麗なストリングスが重なるサウンドと、圧倒的な存在感を示す嗄れたヴォーカルの対比は、まさに唯一無二の世界と言えるでしょう。

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