467: Bruce Hornsby & The Range / The Way It Is

「The Way」つながりでもう1曲。
この曲は、ブルース・ホーンズビー&ザ・レインジが1986年にリリースしたデビュー・アルバムのタイトル曲で、シングル・カットされるとUS1位/UK15位の大ヒットを記録します。そして、翌年のグラミー賞では、最優秀新人賞を獲得します。
軽快なピアノリフが心地良いポップなナンバーですが、歌われているのは、貧富の格差や人種差別というアメリカが抱える社会問題についてで、実は非常にシリアスな内容の歌詞です。
また、長めのピアノ・ソロがあるのも、ポップ・ソングとしては珍しいかも知れません。
しかし、ホーンズビーの音楽において、即興演奏というのは非常に重要な要素で、ザ・レインジを解散した後、彼はグレイトフル・デッドに参加し、その才能を存分に発揮することとなります。
以降も、現在に至るまで、クラシック、ジャズ、ロック、ブルース、フォーク、ブルーグラスと、ジャンルを問わない活動を続けています。

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