458: The Allman Brothers Band / Statesboro Blues

「ブルース」つながりでもう1曲。
オールマン・ブラザーズ・バンドが1971年7月にリリースした2枚組ライヴアルバム『フィルモア・イースト・ライヴ』(US13位)は、バンドの代表作。
そのオープニングを飾るこの曲、オリジナルはブラインド・ウィリー・マクテルで1928年作の古い曲ですが、ここでのデュアン・オールマンのスライド・ギターは、ちょっと神がかっているとしか言いようのない、奇跡的な演奏です。
2枚組にもかかわらず収録曲は7曲と、長尺の演奏が多いのが特徴で、ライヴの熱狂をそのまま封じ込めた、歴史的名盤との評価を確立しています。
しかし、リリースから約3か月後の10月29日、デュアン・オールマンがオートバイ事故のため24歳の若さで亡くなります。
生きていたらどんな演奏を聴かせてくれたのだろうと考えると、失われたものの大きさを感じずにはいられません。

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