184: The Yardbirds / Happenings Ten Years Time Ago

エリック・クラプトン脱退後、ヤードバーズは後任としてジェフ・ベックを迎え入れ、この体制でアルバム『Yardbirds(通称Roger The Engineer)』を録音します。
アルバムのリリースと前後して、今度はベースのポール・サミュエル・スミスが脱退し、その後任としてジミー・ペイジが加入。すぐにリズム・ギターのクリス・ドレヤとコンバートし、ベック&ペイジのツイン・リード体制が完成します。
この体制でリリースされたのがこの曲(UK43位/US30位)。曲自体はちょっとエスニックなポップスという感じですが、全編サイケデリックな雰囲気で充満しているところに、1966年10月リリースという時代を感じます。
ギターが奏でる爆音は、その後のヘヴィー・メタルの原型とも言えますし、ベースを弾いているのが、当時セッション・ミュージシャンだったジョン・ポール・ジョーンズということもあり、この曲がレッド・ツェッぺリンの原点になったと言われることもあるようです。
同年11月にジェフ・ベックが脱退したため、ベック&ペイジ体制はわずか5か月で終了し、このラインナップでのシングルリリースはこの1曲のみとなりました。

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