585: The Power Station / Some Like It Hot

実力派ヴォーカリストながら、知名度はそこまで高くなかったロバート・パーマーに、世間の注目が集まったきっかけは、やはりこのプロジェクトでしょう。
1984年、人気絶頂期にあったデュラン・デュランのジョン・テイラーとアンディ・テイラーを中心に結成されたパワー・ステーションは、1985年にアルバム『ザ・パワー・ステーション』(UK12位/US6位)をリリース。
1stシングルとなったこの曲も、UK14位/US6位のヒットを記録しています。
当時、私は中学生でしたが、最も印象的だったのはトニー・トンプソンのパワフルなドラムで、その音圧に圧倒されたことを覚えています。
アルバムリリース後、ライヴ・ツアーが行われますが、ロバート・パーマーは自身のソロ・アルバムのレコーディングを優先し、ツアーには参加しませんでした。
このため、「デュラン・デュランの人気を利用した売名行為のために参加した」といった記事が当時あったことを覚えています。
実際には、パーマーの大ファンだったデュラン・デュランの2人が、熱烈なラヴコールを贈ったことにより実現しているので、全くの的外れなのですが...

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