041: Neil Young & Crazy Horse / Hey Hey, My My (Into The Black)

70年初頭までのニール・ヤングは、シンガー・ソングライターもしくはフォークロックの人と言うイメージでしたが、パンクロックの嵐が吹き荒れた70年代後半には、サウンドも様変わりします。
1979年リリースの『ラスト・ネバ―・スリープス』(のB面)では、ヘヴィーでノイジーなサウンドを爆音で鳴らしています。これが、後に『グランジのゴッドファーザー』と呼ばれるようになった所以だと思われます。
この曲は、アルバムのラストを飾るナンバー。曲中、ジョニー・ロットンの名前が出てくるように、パンクロックへの共感を歌っていると言われています。
パンクロックの連中から攻撃される側の立場だったにも関わらず、新しいスタイルや価値観を素直に認められる柔軟性があったからこそ、その後も長く活躍できた理由なのかも知れません。
ただ、この曲の歌詞が、15年後に思いもよらないかたちで引用されることになります。(つづく)

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