307: 竹内まりや Duet With 大滝詠一 / 恋のひとこと 〜SOMETHING STUPID〜

2013年に急逝した大滝詠一の最後の録音となったのが、竹内まりやとのデュエットしたこの曲。
自身の作品ではなく、竹内まりやのカヴァー・アルバム『Longtime Favorites』の収録曲としてリリースされましたが、2014年にリリースされた大滝氏のベストアルバム『Best Always』にも、最後のトラックとして収録されています。
長いキャリアを誇る2人だけに、気負わずリラックスしながらも、ぴったりと息の合ったハーモニーを紡いでいるあたりは流石です。
この曲、オリジナルはカーソン&ゲイルという夫婦デュオのヴァージョンですが、知名度で言えば、4週連続USナンバー1(UKでも1位獲得)の大ヒットを記録したフランク&ナンシー・シナトラ親子がデュエットしたヴァージョンと言うことになるでしょう。
竹内まりや&大滝詠一のヴァージョンは、シナトラ親子のヴァージョンに忠実なカヴァーとなっています。
元々、大滝氏は、シナトラのように自分の娘とこの曲をデュエットしたいと思っていたそうですが、娘が歌手にならなかったため、その夢はかなうことはありませんでした。
そして、竹内まりやを「代役」として夢がかなうこととなりましたが、「代役」と呼ぶには贅沢過ぎる人選ですね。

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