380: Blondie / Hanging On The Telephone

パンク・ロックの「ハンギング」つながりで、ブロンディのこの曲をチョイス。
バンドの人気を決定づけることとなった、1978年リリースの3rdアルバム『恋の平行線 』(US6位/UK1位)のオープニング・ナンバーだったこの曲、イントロのプッシュホン(←完全に死語ですね)の音が、実に効果的です。
この曲、ブロンディのヴァージョンがあまりにも有名ですが、実はカヴァーです。
オリジナルは、ザ・ナーヴスという全く無名のパワー・ポップ・バンドですが、まったくヒットもしておらず、よくもまあ、誰も知らないマイナー曲を取りあげたものだと、感心してしまいます。
さらに意外だったのは、この曲、ほとんどのコンピレーションに収録される彼らの代表曲の1つなので、当然シングルヒットしているのだろうと思ったら、UKでは5位まで上昇しているものの、USではチャートインすらしていませんでした。
この次のシングル「ハート・オブ・グラス」がUS/UKともにナンバー1を獲得したことで、メジャー・バンドの仲間入りを果たしますが、MVを見ていると、既にこの時点で、そんな風格を感じさせます(特にデボラ・ハリー)。

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