804: Led Zeppelin / Thank You

「サンキュー」つながりの選択肢は非常に多いですが、この大御所バンドの曲から。
レッド・ツェッペリンが1969年にリリースした『レッド・ツェッペリンⅡ』(UK1位/US1位)は、ハード・ロック、ヘヴィー・メタルの教科書的な存在となった傑作ですが、A面ラストにひっそりと収録されていたのがこの曲。
ハード・ロックのイメージとはほど遠い、非常に温かみのある柔らかなサウンドが特徴で、ジョン・ポール・ジョーンズが弾くハモンド・オルガンが見事です。また、ジミー・ペイジが弾く12弦ギター、「リッケンバッカーの音じゃないような…」と思ったら、Voxでした。なるほど、納得。
ロバート・プラントが書いた歌詞は、妻に捧げたものらしいですが、ツェッペリンと言えば、いつも周りに女をはべらかせている「男尊女卑」なイメージがある(私だけ?)ので、このあたりも「らしくない」1曲と言えるでしょう。

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