072: The Byrds / I'll Feel A Whole Lot Better

トム・ぺティの最初のソロ・アルバムは、1989年にリリースされた『フル・ムーン・フィーヴァー』。
このアルバムのCDには、ちょっとした「仕掛け」があって、レコードのA面にあたる5曲が終わると、「ハロー、CDリスナーズ!」で始まるトム・ぺティの語りが入ります。
「レコードやテープで聴いてる人は、ここでひっくり返さなきゃいけないから、ちょっとだけ待ってくれ!」と続き、数秒間の間が入った後、「サンキュー!じゃ、B面にいくよ」となり、6曲目が始まります。
CDですら過去のメディアになりつつありますが、こういう遊び心は、いつまでも忘れたくないですね。
その「B面」スタートは「Feel A Whole Lot Better」。オリジナルのバーズに対する敬意を表した、原曲に忠実なカバーでした。
この曲、元々はシングル「All I Really Want to Do」のB面でしたが、今ではバーズの作品の中でも上位の人気曲となっています。
バーズのバージョンが気に入った方は、トム・ぺティのカバーもぜひご一聴ください。

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