471: Elliott Smith / Waltz #2 (XO)

『イーザー/オア』をリリースした翌年の1998年、エリオット・スミスはメジャー・レーベルのドリームワークスに移籍します。
移籍後、最初のアルバムとなったのが『XO』。
メジャーでの作品だけあって、インディー時代とは比較にならない製作費用を使えるようになり、スタジオミュージシャンを起用したり、ストリングスやホーンセクションを導入するなど、サウンドのクオリティは格段に上がっています。
ただ、音楽の核となる部分はほとんど変わっていないようにも感じます。
それは、単に大部分の楽器を彼が演奏していることは変わらないというだけでなく、彼の書く曲と詞、そして彼の歌声がもつ、今にも壊れてしまいそうな、それでいて柔らかで暖かな感触が、聴く者の心に入り込んでくるからなのだと思います。
1stシングルとなったこの曲(UK52位)は、タイトル通り、3拍子の曲。ピアノのフレーズが印象的な、彼の代表曲の1つです。

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