390: Marianne Faithful / As Tears Go By

ストーンズのアルバム『ディッセンバーズ・チルドレン』には、ミック・ジャガーとキース・リチャーズのコンビが共作した最初期の作品である、「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」が収録されていました。
キースが弾くアコースティック12弦ギターと弦楽四重奏という構成は、ビートルズ「イエスタデイ」のパクリと批判されてしまいます。
なお、アレンジャーは、以前紹介したビートルズ「シーズ・リーヴィング・ホーム」のストリングスをアレンジした、マイク・リーンダーでした。
この曲、元々はマリアンヌ・フェイスフルのデビュー曲として作られていて、彼女によるオリジナル・ヴァージョンは、1964年にUS9位/UK22位のヒットを記録します。
このヒットを起点として、彼女はポップ・アイドルの地位を確立していきます。
ちなみに、ストーンズのヴァージョンはというと、UKでは「19回目の神経衰弱」のB面でしたが、USではA面でリリースされ、最高位6位を記録しています。
「ソングライターの貫禄を見せつけた」と言ったところでしょうか。

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