062: Elton John / Goodbye Yellow Brick Road

エルトン・ジョンについては、細かい説明は不要でしょう。1969年のソロ・デビュー以来、コンスタントにヒットを出し続けている、UKを代表する「ピアノ・マン」です。2019年公開の映画『ロケットマン』の影響か、近年は若い世代からも話題に上がることが増えたようです。
「一番好きな曲は?」と聞かれると、ちょっと回答に困ってしまいますが、「一番好きなアルバムは?」と聞かれた時の答えは決まっていて、『Goodbye Yellow Brick Road』です。
1973年リリースの2枚組で、マリリン・モンローへ捧げた「キャンドル・イン・ザ・ウインド」や、軽快なロックンロール「土曜の夜は僕の生きがい」など、彼の代表曲を多数収録している、人気絶頂期の作品です。
どの曲にしようか悩んだ末に選んだ1曲は、アルバムのタイトル曲(US2位/UK6位)。歌詞のテーマについては諸説あるようですが、スーパースターの座に昇りつめて浮かれていたエルトンに対して、「地に足をつけろ」という、作詞家バーニー・トーピンからの忠告、という解釈がしっくりくるように思います。

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