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2024年1月の記事一覧
976: レベッカ / フレンズ
ジャクソン5「さよならは言わないで」は、アルバム『メイビー・トゥモロウ』に収録されていました。 私と同世代の50代の方々は、このタイトルを聞くと、条件反射でレベッカを思い出すのではないでしょうか。 1985年にリリースされた『REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜』は、シングルヒットしたこの曲や「ガールズ ブラボー!」、さらに「76th Star」や「Maybe Tomorrow」といった代表曲を多数収録しており、バンドにとって初のオリコン1位を獲得する大ヒットを記録しています。 最新の電子楽器の音になじんだ今の耳で聴くと、シンセの音とか、ちょっと古臭いところはありますが、そこも良い「味」を出しているように感じます。
971: The Pleasure Fair / Barefoot In The Park
ソフトロック・ファンになじみ深い「ベアフット」つながりで、この曲を。 1963年からブロードウェイで上演され、1967年には映画化もされたロマンティック・コメディ『裸足で散歩』。 ニール・ヘフティが書いたこの映画の主題歌を、プレジャー・フェアがカヴァーしています(アルバム『プレジャー・フェア』収録)。 ワルツのリズムの5拍子には独特の不安定さがあり、落ち着いて散歩できる気分ではなさそうですが...なかなか洒落た一曲です。 個人的には、昨日のストロベリー・アラーム・クロックと今日のこの曲、そしてアソシエーションの「ベアフット・ジェントルマン」(『バースデイ』収録)を、「ソフトロックの3大ベアフット」と思っています。
969: Strawberry Alarm Clock / Incense And Peppermints
ストロベリーつながりで、このバンドへ。 1967年にロサンゼルス近くのグレンデールで結成されたサイケデリック・ロックバンド、ストロベリー・アラーム・クロック。妙に長いグループ名が、いかにもこの時代っぽいです。 眠気を誘うようなオルガンの音色が印象的なこのデビュー曲が、いきなりUS1位の大ヒットとなり、同名の1stアルバムもUS11位のヒットを記録しています。 これ以降はトップ20入りはなく、まあ、いわゆる「一発屋」なのですが、サンシャイン・ポップ(ソフトロック)ファンからの高い人気を誇るグループでもあります。 1971年に解散して終わり、と思ったら、1982年の再結成以降、現在も活動継続中とのこと。全然知らなかったので、今回ググってみて本当に驚きました。
968: Strawberry Switchblade / Let Her Go
女性コーラスが印象的な「レット・〇〇・ゴー」つながりです。 1984年にリリースした「ふたりのイエスタデイ」(UK5位)のヒットで知られる、スコットランド出身のポップ・デュオ、ストロベリー・スウィッチブレイド。 サイケかつ水玉を多用したファッションがトレードマークでした。見方によっては、「ゴス・ロリ」をかなり先取りしたと言えるかもしれません。 この曲は、唯一のオリジナルアルバム『ふたりのイエスタデイ』(UK25位)収録曲で、シングルカットもされたナンバー(UK59位)。 さほどヒットしませんでしたが、サビのコーラスが好きで、高校生だった当時、よく聴いていたことを思い出します。
965: けやき坂46 / それでも歩いてる
シングル「風に吹かれても」の共通カップリングだったのがこの曲。 欅坂46のアンダーとして結成されたけやき坂46(ひらがなけやき)。最初、長濱ねる1人でスタートした後、2016年に11人が加入し、12人体制となります。 欅坂46のシングルカップリング曲のリリース等はあるものの、あくまでアンダーチームなので注目度は低く、この曲がリリースされた時期(2017年10月)までは、不遇の時期が長く続きます。 フォークソング調のこの曲でセンターを担当したのは、つい先日、4月にグループを卒業することを発表した齊藤京子。 このMV、久々に見ましたが、若いというか、初々しいというか、垢抜けないというか...6年ちょっとの時の流れを実感します。
963: Bob Dylan / Blowin' In The Wind
「イン・ザ・ウインド」で一番有名なのは、間違いなくこの曲でしょう。 ボブ・ディランが1963年にリリースした2ndアルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』(US22位/UK1位)は文句なしの名盤ですが、そのオープニングを飾ったこの曲もまた、歴史的な名曲と言えるでしょう。 代表的なプロテスト・ソングでありながら、具体的な「何か」に怒りをぶつけるのではなく、「答えは風に吹かれている」という曖昧なフレーズにしたことで、国や時代を超えた普遍的なメッセージソングになったと言えるでしょう。 意外にも本人のヴァージョンはチャートインしていませんが、ピーター・ポール&マリーのヴァージョンが大ヒット(US2位/UK13位)したのを皮切りに、非常に多くのミュージシャンにカヴァーされています。