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連鎖反応 [Chain Reaction]【動画】

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つながりのある曲を鎖のように連ねながら、その曲に対する思いをコメントしていきます。ほぼ毎日更新(予定)です。
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2023年11月の記事一覧

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935: Madonna / Holiday

「ホリデイ」つながりで、もう1曲。 問答無用の「クイーン・オブ・ポップ」、マドンナ。 ケタ外れに長い期間トップに君臨し続けており、御年65歳の現在もワールドツアー中という、まさに化け物としか言いようがありません。 そんなマドンナにとって、記念すべき最初のUSトップ40入りとなったのがこの曲(US16位/UK2位)でした。 この曲が収録された1stアルバム『バーニング・アップ』(US8位/UK6位)は、クラブ向けのダンサブルなポップ・サウンドが特徴で、この時点ですでに作品として完成されており、次作『ライク・ア・ヴァージン』のメガ・ヒットは必然だったことが良く分かります。

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934: Sex Pistols / Holiday In The Sun

今日は「ホリデイ」つながりです。 パンクロックの象徴的存在、セックス・ピストルズが、1977年にリリースした唯一のアルバム『勝手にしやがれ』(UK1位/US106位)。 曲がどうとか、演奏がどうとか、細かいことは抜きにして、色々な意味で「歴史的」な作品と言えるでしょう。 個人的には、パンクロックと言いながらも、意外とちゃんとした造りの作品だなぁ、という印象で、だからこそ、一過性の流行りモノではなく、時代を超えたムーヴメントとして語り継がれているのではないかと思っています。 アルバムのオープニングを飾ったこの曲は、ギターが気持ちよくドライブする典型的なパンクロック・ナンバー。4thシングルとしてカットされています(UK8位)。

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933: Orange Juice / Holiday Hymn

「hymn」つながりだと、ヴァーヴ『アーバン・ヒムズ』が浮かびますが、代表曲「ビター・スウィート・シンフォニー」は以前に取り上げているので、こちらにしました。 この曲、オリジナルはサブウェイ・セクトですが、その中心人物ヴィック・ゴダードを敬愛するオレンジ・ジュースのカヴァーを、ここでは取りあげました。 スコットランドのインディペンデント・レーベル、ポストカード・レコード時代なので、今から40年以上前の作品ですが、粗削りで若々しいサウンドは、今聴いても本当に魅力的です。 当時は、輸入盤屋を探し回らなければ耳にすることが出来なかったであろう作品も、今はこうしてYouTubeで気軽に聴けるわけで、本当に便利な時代になったと実感します。

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932: Pretenders / Hymn To Her

アルバム『ゲット・クロース』収録曲の中で印象深かったのがこの曲。 静かなイントロに始まり、クリッシー・ハインドが切々と歌い上げるこの曲、UKではシングルカットされ、最高位8位を記録しています。 ソングライターはメグ・キーンなる人物ですが、この人、クリッシーのハイスクール時代の友人とのこと。 そう思うと、この曲は、波乱万丈の人生を強く生き抜くクリッシーに贈る、友人からの「聖歌」だったのかも知れません。

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931: Pretenders / Don't Get Me Wrong

日本で一番馴染みのあるプリテンダーズの曲は、おそらくこの曲ではないでしょうか。 1986年リリースのアルバム『ゲット・クロース』(UK6位/US25位)からの1stシングルとしてカットされ、UK10位/US10位のヒットを記録しています。 この曲、朝のTV番組「とくダネ!」で使用されていたので、プリテンダーズのファンでなくても、聞き覚えがある人が多いかも知れません。 ちなみに、この曲のMV、60年代UKの人気TVシリーズ「The Avengers」(邦題『おしゃれ㊙探偵』)をモチーフにしているとのことです。

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930: Pretenders / 2000 Miles

距離が一気に4倍になっています。 プリテンダーズが1983年11月にシングルリリースしたこの曲(UK15位)、遠距離恋愛中の恋人たちを歌ったクリスマスソングで、UKではクリスマスシーズンの定番曲となっているようです。 当時のプリテンダーズは、2人のメンバーがドラッグで亡くなり、クリッシー・ハインドには娘が誕生(父親はレイ・デイヴィス)するなど、公私ともに激動の時期。 そんな状況下にあっても、何としてもバンドを続けていくんだというクリッシー・ハインドの強い意志があったからこそ、この美しいナンバーが生まれたと思うと、頭が下がる思いです。

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929: Peter, Paul And Mary / 500 Miles

マイルチャンピオンシップをハズした翌日には取りあげたくない曲ですが... この曲もPP&Mの1stアルバム収録曲で、意外にも本国ではシングルリリースされていないようですが、コンサートでも定番のナンバーであり、彼らの代表曲と言って良いでしょう。 非常にカヴァーの多い曲でもありますが、1991年にHISがリリースした日本語ヴァージョンは当時よく聴きました。忌野清志郎の訳詞も原曲の世界観をうまく表現していて、実に秀逸でした。

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928: Peter, Paul And Mary / If I Had A Hammer

PP&Mのデビューアルバムからもう1曲。 アルバムからの2ndシングルとしてリリースされたこの曲(US10位)、ピート・シーガーとリー・ヘイズによって書かれたプロテスト・ソングでした。 この曲が、グループにとって初となるUSトップ10入りを果たし、以降のヒット曲につながっていくきっかけとなりました。 この曲、邦題は「天使のハンマー」ですが、歌詞を見ても「天使」の要素はどこにもなく、理解に苦しみます。それもあってか、「ハンマーを持ったら」という邦題で表記される場合もあるようです。

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927: Peter, Paul And Mary / Early In The Morning

朝の5時と言えば早朝。ということでこの曲。 1960年代アメリカのフォーク・シーンを代表するトリオ、PP&M。 1962年にリリースされた、記念すべき1stアルバム『ピーター、ポール&マリー』(US1位/UK18位)のオープニングを飾ったナンバーがこの曲。 この曲に限った話ではありませんが、とにかくPP&Mのコーラスは心地良いのが特徴です。 専門的なことは良く分からないのですが、マリーさんがアルトなので男性2人と比較的音域が近く、ハーモニーに一体感があるのが理由なんじゃないかと、勝手に思っています。

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926: The Millennium / 5 A.M.

ザ・ミレニウムからもう1曲。 『ビギン』収録曲は、どれも大好きなのですが、ハーモニーの美しさでは、この曲が一番かも知れません。 この曲のソングライターは、サンディ・サリスベリー。彼は、本名のグレアム・ソールズベリー名義で、小説家としても活動しています。 朝の爽やかさを表現した非常に美しい曲なのですが、実際のところ、朝の5時と言えば爆睡中で、それどころではないというのが悲しい現実です。

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925: The Millennium / There Is Nothing More To Say

今日は「ナッシング」つながりです。 ザ・ミレニウムが1968年にリリースした唯一のアルバム『ビギン』は、当時最先端だった8トラック・レコーダーを2台使用し、多額の費用をつぎ込んで制作されました。 ただ、当時の流行とは全く毛色の異なる音楽であったため、ほとんどプロモーションされることもなく、ヒットとは無縁のまま、バンドはひっそりと活動を終えています。 時は流れ90年代、いわゆる「ソフトロック・ブーム」が起こり、この時代のポップスが再評価されます。その中でも、この作品は「最高傑作」として評価されています。 とまあ、そんな蘊蓄は抜きにして、とにかく曲がいいし、コーラスが美しいし、サウンド・コラージュも斬新だし、ケチのつけようがないアルバムだと思います。 最後から2曲目に収録されたこの曲を聴くころには、タイトル通り「もうこれ以上言うことは無い」、そんな気分にさせてくれます。

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924: Dire Straits / Money For Nothing

「マネー」つながりでこの曲を。 1985年にダイアー・ストレイツがリリースしたこの曲、UK4位/US1位の大ヒットを記録しました。 その原動力となったのは、間違いなくこのMVでしょう。 コンピューター・アニメーションを多用した映像は、当時、本当に衝撃的でした。30代以下の方には、信じてもらえないと思いますが... この曲が誕生したエピソードはちょっと面白くて、デパートのTV売り場で流されているMTVに「あいつら、楽して金稼ぎやがって!」と店員が悪口を言っていたのをマーク・ノップラーが見て、そこから歌詞のヒントを得ています。 そんな曲に、こんな手の込んだMVを製作するあたりに、英国流のシニシズムを感じます。 ま、それはそうと、印象的なギター・リフと、スティングのファルセット・コーラスは、今聴いても十分にカッコいいと思います。

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923: The Smiths / Money Changes Everything

ブライアン・フェリー「ザ・ライト・スタッフ」は、この曲が元になっています。 ザ・スミスが1986年にリリースしたシングル「ビッグマウス・ストライクス・アゲイン」(UK26位)のB面に収録されていた、このインスト・ナンバー。 正直、ザ・スミスの中では、特にどうということもない楽曲だと思うのですが、この曲を聴いて「歌詞をのっけたらいいかも?」と思いついたブライアン・フェリーは、さすがだと思います。

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922: Bryan Ferry / The Right Stuff

「スタッフ」つながりで、この曲を。 ブライアン・フェリーが1987年にリリースしたアルバム『ベイト・ノワール』(UK9位/US63位)からの1stシングルとなったのがこの曲(UK37位)。 ロキシー・ミュージックでは、多くのオリジナル曲を書いている彼ですが、ソロ活動では他のミュージシャンの曲をカヴァーすることが多いのが特徴です。 この曲も、作詞は彼ですが、作曲は...(次回に続く)。 まあ、それはそうと、いつ見てもダンディだな~、と思います。