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連鎖反応 [Chain Reaction]【動画】

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つながりのある曲を鎖のように連ねながら、その曲に対する思いをコメントしていきます。ほぼ毎日更新(予定)です。
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2023年5月の記事一覧

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800: John Lennon / Stand By Me

昨日の「ようこそレノン夫人」はシングルB面でしたが、そのA面はこの曲でした。 大変多くのミュージシャンにカヴァーされているこの曲、ベン・E・キングのオリジナルは以前取り上げましたが(第652回)、数あるカヴァーの中でも、ジョンのヴァージョンは、出来・知名度とも最高と言えるのではないでしょうか。 1975年リリースのカヴァー・アルバム『ロックン・ロール』(UK6位/US6位)からの1stシングルとしてリリースされています。 チャート・アクションこそUK30位/US20位と地味ですが、「この曲のロック・ヴァージョン」の代表の地位を不動のものとしています。

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799: John Lennon / Move Over Ms. L

「Move Over」つながりでこの曲を。 元々は、1974年の『心の壁、愛の橋』に収録予定でしたが、リリース直前に外れ、1975年にシングルのB面としてリリースされています。 このため、ジョン・レノンがリリースした曲の中では、知名度は低い方に入るかもしれませんが、小気味いいノリのロックンロール・ナンバーです。 ちなみに、ジョン自身の名義でリリースしたシングルB面曲で、オリジナル・アルバム未収録は、この曲のみとなっています。

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798: Janis Joplin / Move Over

アルバム『パール』から、もう1曲。 アルバムのオープニングを飾ったこの曲、頻繁にカヴァーされているので、ジャニスの曲の中でも、知名度はかなり上の方ではないかと思います。 意外にもシングルでのリリースは「愛は生きているうちに」(US78位)のB面のみですが、やっぱりイントロのドラムの「始まる!」感と、そこにギターとユニゾンで入ってくるジャニスのヴォーカルのカッコ良さが、高い人気を得ている理由でしょう。 それはそうと、「ジャニスの祈り」と言う邦題、意訳と言えばそうなのでしょうけど、個人的にはちょっと微妙な気がします。

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797: Janis Joplin / Cry Baby

「クライ」つながりで、もう1曲。回数も「泣くな!」ですし。 ジャニス・ジョップリンが1970年にレコーディングし、彼女の死後リリースされた『パール』(US1位/UK20位)。間違いなく、彼女の代表作でしょう。 アルバムからの2ndシングルとしてリリースされたこの曲(US42位)でも、パワフルな歌声を披露しています。 ちなみに、この曲、カヴァーで、オリジナルはガーネット・ミムズ・アンド・ジ・エンチャンターズが1963年にリリースしています。 このヴァージョン、あまり話題になることは無いですが、US4位、R&Bチャートでは1位を獲得と、チャートアクションでは、実はジャニスより上位を記録しています。

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796: Godley & Creme / Cry

昨日とは真逆のタイトルですね。 ケヴィン・ゴドレイとロル・クレームによるデュオ、ゴドレイ&クレーム。元10ccであり、彼ら自身ミュージシャンですが、どちらかと言えば、80年代に多くの素晴らしいMVを制作したチーム、という印象が強いようにも思います。 彼らにとって、唯一のUSチャート入りを果たしたのがこの曲(UK19位/US16位)。沢山の人の顔がつなげられたMVも話題となりました。 現在のCGを見慣れた目には、顔のつながり方がぎこちなく見えてしまいますが、当時はこれでも十分に斬新でした。 ちなみに、この曲の共同プロデューサーとして、トレヴァー・ホーンが参加しています。

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795: Asia / Don't Cry

バグルスが2ndアルバムを制作している最中に、ジェフ・ダウンズは去り、エイジアの結成に参加します。 エイジアについては、ちょっと前に1stシングルを取りあげましたが、彼らがUSトップ10に送り込んだ、もう1つのシングルがこの曲(UK33位/US10位)。 何と言っても、この清々しいまでのポップさ。 「イエスとクリムゾンとELPの元メンバーが集結して作り上げた」と言われても、すぐには信じられないかも知れません。 70年代からのプログレ・ファンには受けの悪いバンドかも知れませんが、背景にプログレっぽさを感じる、この大袈裟なアレンジ、個人的には結構好きだったりします。 やっぱり、ギリギリ、リアルタイムで聴いた、と言うのは大きいですね。

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794: The Buggles / Video Killed The Radio Star

トレヴァー・ホーンの作品は多々ありますが、代表作と言えば、やはりこの曲を挙げないわけにはいかないでしょう。 バグルスが1979年にリリースしたこの曲は、ラジオの全盛期を賛美するノスタルジックな歌詞と、デジタル楽器を駆使した近未来的なサウンドのギャップが素晴らしい、ポップ史に残る名曲と言って間違いないでしょう。 世界中で大ヒット...と言いたいところですが、UK1位に対して、USは40位どまりというのは、ちょっと意外です。 また、1981年に「MTVが最初にオンエアしたMV」と言うことでも有名です。 それもあって、「80年代」のイメージがありますが、リリースされたのは70年代の終わりでした。

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793: Yes / Roundabout

トレヴァー・ホーンが参加した時代のイエスを受け入れなかったオールド・ファンが期待したのは、おそらくこの時代のイエスだったのでしょう。 1971年にリリースした『こわれもの』(UK7位/US4位)は、リック・ウェイクマンが加入した「黄金期」のメンバー5人による作品。 そのオープニングを飾ったのがこの曲。アルバム・ヴァージョンの8分半は長すぎたため、シングルでは3分半にエディットされています。それが功を奏したのか、US13位の大ヒットを記録しています。 この曲に限った話ではありませんが、アルバム・ヴァージョンに慣れ過ぎたせいか、シングル・エディットにはすごい違和感があります。 特にこの曲の場合、イントロから違うので、余計にそう感じます。

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792: Yes / Owner Of A Lonely Heart

「80年代のサウンド」を作ったと言っても過言ではないトレヴァー・ホーン。その中でも、衝撃の度合いでは、これが一番ではないでしょうか。 プログレッシヴ・バンドのイエスに加入し、オールドファンから大ブーイングを受けたトレヴァー・ホーンでしたが、1983年のアルバム『ロンリー・ハート』(UK16位/US5位)では、プロデューサーとして参加しています。 そして、1stシングルとしてリリースされたのが、イエスとは思えないほどポップなこの曲(UK28位/US1位)でした。 とにかく、イントロや間奏で聴かれる「ジャン!」というサウンドのインパクトが絶大すぎました。今では「オーケストラル・ヒット」として標準装備されています。 筋金入りのイエス・ファンから見れば邪道な作品かも知れませんが、個人的には80年代を象徴する作品の1つと思っています。

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791: Propaganda / Duel

フランキーが理解不能なレベルで売れた理由を探すなら、「トレヴァー・ホーンがプロデュースしてたから」と言うことになるでしょうか。 それくらい、デジタル機材(特にサンプラー)を駆使して作られたサウンドは、当時、革新的で衝撃でした。 彼のZTTレーベルからデビューした西ドイツ出身のグループがプロパガンダ。 ZTTからリリースしたアルバムは1985年の『ア・シークレット・ウィッシュ』(UK16位)の1枚のみでしたが、なかなかのインパクトでした。 最大のヒットとなったのは、ちょっとメルヘンな雰囲気のあるエレポップのこの曲(UK21位)でしたが、シングルB面に収録された「Jewel」がちょっと面白くて、 「Duel」のエレクトリック・パンク・ヴァージョンでした。 興味のある方は、ぜひググってみてください。

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790: Frankie Goes To Hollywood / Relax

エコバニはリヴァプール出身ですが、1980年代のUKシーンを賑わせたリヴァプール出身と言えば、やはりこのグループでしょう。 1983年にこの曲でデビューすると、いきなりUK1位の大ヒット(US10位)。続く「トゥ・トライブス」もUK1位(US43位)。そして、1stアルバム『ウェルカム・トゥ・ザ・プレジャードーム』も当然のようにUK1位(US33位)を獲得と、異常なまでの盛り上がりを見せました。 私、リアルタイムでしたが、正直、何がそんなにすごいのか分からないけど、とにかく売れてる!そんな感じでした。 まあ、あっという間にブームは去り、1987年にはあっさり活動停止しています。

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789: Echo & The Bunnymen / Bring On The Dancing Horses

競馬好きにはたまらない、「Horse」つながりでこの曲を。 エコー&ザ・バニーメンが1985年にシングル・リリースしたこの曲(UK21位)、映画『プリティ・イン・ピンク』のサウンドトラックにも収録されています。 ネオアコに分類されることが多いバンドですが、この曲なんかは、結構サイケ・ポップな感じです。 久しぶりにこのMVを見ましたが、何故に牛を連れているのか、いまだに理解できません...

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788: America / A Horse With No Name

アジア、ヨーロッパときて、次はアメリカ。 1970年に結成されたアメリカ。メンバーは3人ともアメリカ人ですが、結成はロンドン。これは、3人の親がいずれも軍人だったためです。 1971年暮れにリリースした1stシングルのこの曲(US1位/UK3位)が、いきなりの大ヒットを記録します。美しいコーラスが、実に印象的です。 最初、1stアルバム『アメリカ』(US1位/UK14位)に、この曲は収録されていませんが、急遽追加され、再リリースされています。 ちなみに、まったく知らなかったのですが、結成から50年を超えた現在も、バンドは活動中とのことです。

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787: Europe / The Final Countdown

広い地域名から名付けたバンドの欧州編です。 スウェーデンのハード・ロック・バンド、ヨーロッパが1986年の大ヒット作が『ファイナル・カウントダウン』(UK9位/US8位)。 アルバムのタイトル曲で、最初にシングルカットされたこの曲(UK1位/US8位)は、本当に世界中で大ヒットとなりました。 ちなみに、日本では車のCMにも使われていました。 イントロのキーボード・リフは、本当に強力ですが、あまりにもポップ過ぎるため、「ハード・ロック・バンドの曲⁉」という批判もあったようです。