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連鎖反応 [Chain Reaction]【動画】

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つながりのある曲を鎖のように連ねながら、その曲に対する思いをコメントしていきます。ほぼ毎日更新(予定)です。
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2021年1月の記事一覧

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029: T.Rex / Metal Guru

「パニック」を初めて聴いた高校生の頃からずっと、T.Rexの「Metal Guru」に似過ぎやろ!と思ってましたが、こうして書くのはこれが初めてです(笑)。 モリッシーもインタビューとかでT.Rexには衝撃を受けたと言っていますし、本人たちも意識はしていたでしょうけど、あまり「パ〇リ」感がないのは、過激な歌詞と「Hang The DJ!」の連呼のせいだと思います。どちらも名曲! アルバム『The Slider』に収録されたこの曲は、T.Rexの4曲目にして最後のUK No.1となりました。コーラスとストリングスで厚化粧したド派手なサウンドは「これぞグラム・ロック!」。 ちなみに、アルバム・ジャケット写真のクレジットはリンゴ・スター。

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028: The Smiths / Panic

The Libertinesが所属するレーベル、ラフ・トレードは、破産により一度活動を停止し、その後2000年に再開していますが、活動停止前を代表するバンドがThe Smiths。 初めて買ったThe SmithsのCDが『The World Won't Listen』だったのですが、そのオープニングがこの曲でした。ほとんどMVを作らなかったバンドが残した数少ない映像作品でもあります。 この曲に限ったことではありませんが、歌詞が過激です。コンプライアンスの厳しい今の時代では、陽の目を見ることはなかったバンドかも知れません。でも、だからこそ、イギリスが不況の時代に、若者の熱狂的な支持を集めたのだと思います。

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027: The Libertines / Time For Heroes

ザ・クラッシュからのつながりで、ロンドン・パンクに行きたいところですが、そうなると、1週間くらい停滞しそうなので、そこはあえて外して... 21世紀の初頭にミック・ジョーンズがプロデュースしたバンドThe Libertines。ストレートなガレージロック風のサウンドが印象的でした。 楽器が上手くもない破天荒な若造たちに、四半世紀前の自分たちを重ね合わせたのかもしれません。このMVでも、そんな彼らのパンクスっぷりが描かれています。

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026: The Clash / All The Young Punks (New Boots and Contracts)

ミック・ジョーンズと言えば、ザ・クラッシュ。パンク・ロックの枠を超えて、70年代-80年代を代表するUKロックバンドです。 この曲は、2ndアルバムのラスト・ナンバー。1stアルバムと『ロンドン・コーリング』のインパクトが強すぎて、ちょっと地味な印象があるアルバムですが、「トミー・ガン」や「ステイ・フリー」等、名曲揃いのアルバムだと思います。

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025: Aztec Camera / Good Morning Britain

アズテック・カメラが1990年に発表した4thアルバム『Stray』からのシングル。ミック・ジョーンズが参加しているということでも話題になりました。この曲、話題になることは少ないですが、隠れた名曲だと思います。 ロディ・フレイムって、テレキャスターを弾いているイメージがあまりないのですが、ミック・ジョーンズの隣に立つということで、ジョー・ストラマーを意識したのでしょうか(深読みし過ぎ?)。

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024: Aztec Camera / Walk Out To Winter

フリッパーズの1stアルバムは全曲英語詞でネオアコへのオマージュ全開でしたが、強く影響を与えているアルバムの1つがアズテック・カメラの『High Land, Hard Rain』。 2nd以降はアルバムごとに音楽性も広がっていきますが、1stにしかない特別な「何か」をこのアルバムには強く感じます。スコットランドのポストカード・レーベルが生んだ傑作アルバムだと思います。

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023: Flipper's Guitar / Camera! Camera! Camera!

「Casino Royale Theme」のオマージュ作を1stアルバムに収録していたコーネリアスこと小山田圭吾。もちろんコーネリアスも好きですが、やっぱりフリッパーズ時代の方が思い入れが強いです。軽快なギターポップのこの曲は、大学生だった当時、よく聴いていました。MVも、30年以上前とは思えないほどオシャレ(←死語?)な映像です。

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022: Herb Alpert & the Tijuana Brass / Casino Royale Theme

『オースティン・パワーズ』のパロディ元が『カジノ・ロワイヤル』。まあ、これ自体が007シリーズのパロディなのですが...そして、この映画の音楽を担当したのがバカラック。 映画のサントラから、ハーブ・アルパートの「Casino Royale Theme」。この曲が90年代の日本で、渋谷系の有名曲の「元ネタ」になるとは、A&Mの設立者であるアルパートをもってしても予想できなかったことでしょう。 しかし、このサントラのジャケット、完璧です。

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021: Burt Bacharach and Elvis Costello / I'll Never Fall in Love Again

バート・バカラックの名曲は非常に多くて悩ましいので、邪道ですが、映画「オースティン・パワーズ」でのカメオ出演から選択。シリーズ1作目にも出演していましたが、2作目でのコステロとの豪華な共演はちょっと驚きました。余談ですが、マイク・マイヤーズと踊っているヘザー・グラハム、当時ちょっとファンでした。

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020: Jim O'Rourke / Something Big

ソニック・ユースに一時期在籍したジム・オルーク。演奏、作編曲、プロデュース、エンジニア、全てをこなす天才ミュージシャンです。 ガスター・デル・ソルでは、かなりアヴァンギャルドな音楽を演っていましたが、1999年のソロアルバム『ユリイカ』ではポップな一面も見せていて、バート・バカラックのこの曲はその代表。 それにしても、このジャケット、最高!

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019: Sonic Youth / Kool Thing

ボーカルも担当する女性ベーシストとなると、絶対に外せないのがキム・ゴードン。このバンドとピクシーズが、90年代のグランジ・ムーブメントの礎を築いたと言って間違いないと思います。「Schizophrenia」「Teenage Riot」「Dirty Boots」「100%」「Bull in the Heather」。挙げたらきりがないですが、ここではキム・ゴードンがボーカルのこの曲をピックアップ。

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018: Pixies / Gigantic

ジザメリの「Head On」をカバーしているピクシーズ。大学時代、何曲かコピーした、思い入れ深いバンドです。 この曲はベースのキム・ディールがボーカルも担当。彼女が抜けた後の後任ベーシストも「ボーカルが出来る女性」というのが暗黙のルールになっています。 この曲に代表される「単純なコードの繰り返し」に「静と動」を組み合わせるという手法は、Nirvanaにも大きな影響を与えていると思います。

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017 / The Jesus and Mary Chain / Just Like Honey

スコットランドは数多くのバンドを輩出していますが、衝撃という点では、高校生の頃に『Psychocandy』を聴いた、このバンドが一番でした。 大好きな「Taste of Cindy」を挙げようかとも思いましたが、フィル・スペクター追悼という意味で、ロネッツ「Be My Baby」からイントロのドラムを拝借したこの曲にしました。ちなみにドラムを叩いているのは、後にプライマル・スクリームを率いるボビー・ギレスピー。

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016: Franz Ferdinand / Take Me Out

トーレ・ヨハンソンと言えば、カーディガンズに代表されるスウェディッシュ・ポップのイメージが強いですが、スコットランドのこのバンドのファーストアルバムでは、共同プロデューサーとして、メンバーと共にクレジットされています。ちょっと意外。セカンドも良かったけど、やっぱりファーストの衝撃が忘れられないですね。