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流体力学【Fluid Dynamics】

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流れに任せフラフラと、自由気ままに好きな曲を選曲していきます。
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2024年5月の記事一覧

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1056: Pulp / Do You Remember The First Time?

「ドゥ・ユー・リメンバー」つながりです。 メジャーのアイランドに移籍したパルプは、1994年にアルバム『彼のモノ♥彼女のモノ』(UK9位)をリリースします(それにしてもこの邦題、何とかならんものか...)。 1stシングルとしてリリースされたこの曲も、彼らにとって初のUKトップ40入り(33位)を果たし、これが次作でのブレイクにつながっていきます。 まあ、これ以下はない、ってくらいに下世話なテーマの曲ですが、その辺も、フロントマン、ジャーヴィス・コッカーらしさと言えるでしょう。

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1055: The Kinks / Do You Remember Walter?

ビートルズから強く影響を受けたELO「ミスター・ブルー・スカイ」ですが、イントロはこの曲から拝借。 キンクスが1968年にリリースした『ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサエティ』(UK47位)は、古き良き時代の英国の田舎暮らしをテーマにしたコンセプト・アルバム。 アルバム2曲目に収録されたこの曲は、ピアノとベースの4分音符連打にドラムが入ってくるイントロが実に印象的で、ELOが拝借したくなる気持ちも分かります。 サイケ・ブーム真っ只中に、昔ながらのカントリー風ポップ・ロック作品をリリースするあたりは、いかにもレイ・デイヴィスらしいですが、当時はセールス面で苦戦を強いられています。 今では、キンクスの、そして60年代UKロックを代表する名盤として、ファンのみならず、多くのミュージシャン達からも賛辞を贈られる作品です。

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1054: Electric Light Orchestra / Mr. Blue Sky

『アウト・オブ・ザ・ブルー』に収録された、ELOを代表曲と言えるのが、このバロック・ポップ風のナンバー。 曲の構成、コーラス、ストリングスやヴォコーダーの使い方。とにかく、何から何まで「ビートルズ風」の楽曲です。 リーダーのジェフ・リンが熱狂的なビートルズマニアであることは有名ですが、ここまで出来るのは、好きという次元を超えた「才能」の賜物でしょう。 曲の知名度と比較して、当時のチャート最高位はUK6位/US35位と、比較的地味なもの。時を重ねるごとに評価を高めてきた1曲と言えるでしょう。

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1053: Electric Light Orchestra / Jungle

タイトルに「ジャングル」を含む曲の多くは、「混沌」や「苦境」の比喩としてジャングルを用いていますが、この曲はその例外。 ELOが1977年にリリースした2枚組アルバム『アウト・オブ・ザ・ブルー』(UK4位/US4位)は、17曲すべてをジェフ・リンが書いた力作で、グループの歴史で最大のセールスを記録しています。 この曲は、特にシングルカットされたわけではありませんが、動物の鳴き声やターザンの声の物まねが入っていたりして、ユーモラスな作品です。

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1052: Creedence Clearwater Revival / Run Through The Jungle

今日も「ジャングル」つながり。 1970年にリリースされたCCRのアルバム『コスモズ・ファクトリー』(US1位/UK1位)からは、両A面シングルが3枚、都合6曲がシングル・カットされています。 「アップ・アラウンド・ザ・ベンド」とのカップリングでリリースされたこの曲は、US4位のヒットを記録しています(UKではB面扱い)。 CCRのシングルは、ポップな曲調が多いのですが、スワンプ色が濃厚なこの曲は明らかに異色のシングルと言っていいでしょう。 カップリング曲がハードロック風なだけに、その対比もまた、見事です。

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1051: Bob Marley And The Wailers / Concrete Jungle

今日は「ジャングル」つながりです。 ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズが1973年にリリースしたアルバム『キャッチ・ア・ファイア』(US171位)は、アイランド・レコーズからリリースされた最初のアルバム。そのオープニングを飾ったのがこの曲。 彼らが、ひいてはレゲエが、ワールドワイドな存在となっていくきっかけとなったアルバムでした。 アイランド・レコーズの社長、クリス・ブラックウェルは、オリジナル音源に、「ロック・マーケット向け」の改変を施しています。 一般的には、こういうことをすると、ミュージシャン側からクレームが来るものですが、マーリー自身は好意的に受け止めていたようです。そして、その後の音楽制作にも反映させたと言います。 死後40年以上経過してなお、伝記映画がつくられるほどの世界的なヒーローとなったマーリーですが、もしも頑なに改変を拒んでいたら、ジャマイカのローカル・ミュージシャンのままで終わっていたのかも知れません。

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1050: Guns N' Roses / Welcome To The Jungle

「ウェルカム」つながりでこの曲へ。 1987年にリリースされた、ガンズの1stアルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』(US1位/UK5位)。 そのオープニングを飾ったのがこの曲でした(US7位/UK24位)。 私、当時高校生でしたが、このアルバム、本当によく聴いてました。そして、大学入学後、コピーバンドをやっていたことを思い出します。 あれから、もう35年ですか...

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1049: Green Day / Welcome To Paradise

「パラダイス」つながりです。 グリーン・デイが大ブレイクした、1994年のアルバム『ドゥーキー』(US2位/UK13位)。 アルバムからの3枚目のシングルとしてカットされたのが、インディ時代の『カープランク』にも収録されていた、この曲でした(UK20位)。 MVを見ると、パフォーマンスの若々しさに目を奪われます。 正直、当時は「ラモーンズみたいな...というか、ブルー・ハーツみたいなサウンドだなぁ」と思い、まあ、若さと勢いが売りのパンク・バンドだろうと思っていました。 そのバンドが、10年後に『アメリカン・イディオット』をリリースし、30年後も大御所バンドとして健在なわけですから、自分の見る目のなさを痛感します。

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1048: Phil Collins / Another Day In Paradise

「アナザー・デイ」つながりでこの曲へ。 フィル・コリンズにとって、最大のセールスを記録した1989年のアルバム『バット・シリアスリー』(UK1位/US1位)。 それまでの作品と異なり、社会問題をテーマにした曲が多いことでも話題となりました。 アルバムからの1stシングルとなったこの曲(UK2位/US1位)も、ホームレス問題を取りあげた作品となっています。 バッキング・ヴォーカルに、デヴィッド・クロスビーが参加しています。 ちなみに、この曲、USチャートにおいて、1989年12月から1990年1月にかけてナンバー1を獲得しており、「80年代最後」と「90年代最初」のナンバー1ソングとなっています。

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1047: Paul McCartney / Another Day

今日は、「アナザー」つながり。 ビートルズ解散後、ポール・マッカートニー初のソロシングルとしてリリースされたのがこの曲(UK2位/US5位)。 当時は、ビートルズ解散の「悪役」扱いだったこともあり、露骨に低評価されることもあったようです。 この曲、4拍子のパートと3拍子のパートからなる、結構凝った構成なのですが、あまりにも自然に行き来するため、サラッと聴こえてしまいます。 こういったことを、飄々と披露するあたりが、さすがは天才メロディメイカーです。

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1046: Blondie / One Way Or Another

今日も「ワン・ウェイ」つながりです。 ブロンディの出世作となったアルバム『恋の平行線』(US6位/UK1位)から、4枚目のシングルとしてリリースされたのがこの曲(US24位)。 大ヒットした「ハート・オブ・グラス」の次のシングルとしては地味なチャートアクションではありますが、迫力ある歌と演奏は当時から評価が高く、ファンの間では非常に人気のある曲です。

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1045: Neil Sedaka / One Way Ticket (To The Blues)

「ワン・ウェイ」つながりで、この曲を。 ニール・セダカが1959年にリリースしたこの曲、歌い出しの「ちゅぅ~、ちゅぅ~、とれぃ~ん」はあまりにも有名ですが、意外にも、この曲がヒットしたのは日本だけ。 実はこの曲、日本以外の国では「おお!キャロル」(US9位/UK3位)のB面としてリリースされていて、ヒットしていないのも無理はない話です。 とはいえ、B面にしておくにはもったいないクオリティだと思います。

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1044: Aerosmith / One Way Street

今日も「ストリート」つながりです。 エアロスミスの1stアルバム『野獣生誕』(US21位)がリリースされたのは、1973年のこと。ただ、発売時は酷評されたと言います。 アルバムで最も長い、演奏時間が7分を超えるこの曲は、前半がブラッド・ウィットフォード、後半がジョー・ペリーによる、長めのギター・ソロが聴きどころです。

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1043: Prince / Alphabet St.

「ストリート」つながりでもう1曲。 プリンスが1988年にリリースしたアルバム『ラヴセクシー』(US11位/UK1位)は、ジャケットが物議を醸したせいか、セールス面ではイマイチの作品でした。 まあ、あのジャケットを持ってる姿を、友達に見られるのは結構厳しいものがありますし... アルバムからの1stシングルがこの曲(US8位/UK9位)でしたが、MVにおけるプリンスのちょっと気持ち悪い動きも、「通常運転」といったところです。