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流体力学【Fluid Dynamics】

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流れに任せフラフラと、自由気ままに好きな曲を選曲していきます。
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2024年3月の記事一覧

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1019: HKT48 / 3-2

「0と1」、「2と1」ときて、今日は「3と2」。 2020年4月にHKT48がシングルリリースしたこの曲。珍しいタイトル(読みは「さんひくに」)と、三角関係をリアルに表現した歌詞が、非常に印象的でした。 グループ名は「博多」ですが、このMVの撮影地は北九州市です。 このシングルに選抜された16人のうち、今もグループに残っているのは4人だけというのも、ちょっと驚きです。

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1018: U2 / Two Hearts Beat As One

昨日のジザジョンが「0と1」なら、こちらは「2と1」。 今では、ロック史上に名を残す大物バンドとなったU2。 彼らが、アイルランドから世界へと羽ばたくきっかけとなったアルバムが、1983年にリリースされた『WAR(闘)』(UK1位/US12位)。 2ndシングルとなったこの曲(UK18位)は、珍しくドラムスが16で刻んでいて、ちょっとダンス・ミュージックっぽいナンバーでした。 まあ、それにしても、メンバーの若々しいこと...

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1017: Jesus Jones / Zeroes And Ones

タイトルに「ゼロ」を含む曲って、あまり多くないような気がします。 1990年代初頭に、デジタル・ロックで大成功を収めたジーザス・ジョーンズ。 そんな彼らが1993年にリリースした『パーヴァース』(UK6位/US59位)は、インダストリアル色を強めた力作であったにもかかわらず、セールス面では全く振るわない結果となりました。 当時は、ブリットポップが大きなムーヴメントへと盛り上がりつつある時期で、彼らのデジタル・サウンドは、完全に取り残されてしまうこととなります。 アルバムからシングルカットされたこの曲(UK30位)も、当時、トレードマークであったスケーター・ファッションとともに「時代遅れ」という印象でした。 今聴くと、なかなかカッコいいと思うのですが... 人気を維持し続けるのって、本当に難しいんだなぁ~、と思います。

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1016: Bob Dylan / Love Minus Zero/No Limit

「リミット」つながりで、この曲へ。 1965年にボブ・ディランがリリースした『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』(US6位/UK1位)は、A面がエレクトリック、B面がアコースティックという構成でした。 当然、従来のフォーク・ファンからは非難の声を浴びせられますが、ディランはフォークロック路線へと進み、次作『追憶のハイウェイ61』につながっていきます。 エレクトリック・サイドに収録されたこの曲は、シンプルな構成の演奏をバックに、語りのような歌詞が歌われる、いかにもディランの曲と言った印象です。 ただ、プロテスト・ソングの時期のストレートな歌詞と比べると、かなり抽象的になっていて、正直に言うと、私、いまだにこの曲の歌詞の意味が良く分かっていません。 ちなみに、ジャケットに写っている女性は、当時のマネージャー、アルバート・グロスマンの妻、サリー・グロスマンです。

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1015: Eagles / Take It To The Limit

「テイク・イット」つながりでこの曲。 イーグルスが1975年にリリースした『呪われた夜』(US1位/UK8位)は、それまでのカントリー・ロック調から、尖ったロック寄りのサウンドへの変化が決定的となった作品でした。 そんな中、3rdシングルとなったこの曲(US4位/UK12位)は、ゆったりとした4分の3拍子の格調高い楽曲。リードヴォーカルは、ベースのランディ・マイズナーです。

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1014: The Searchers / Take It Or Leave It

昨日取りあげた曲、「同じタイトルの曲が、他にもあったような...」と思って調べたら、やっぱりありました。 曲を書いたのは、ミック・ジャガーとキース・リチャーズで、ストーンズ自身も1966年のアルバム『アフターマス』に収録していますが、シングルカットはされていません。 この曲を最初にリリースしたのはサーチャーズで、1966年にシングルリリースしています。UKでは31位どまりでしたが、オランダなどヨーロッパ本土ではいくつかの国でトップ10入りするヒットを記録しています。 個人的には、サーチャーズっぽくないし、かといって、ストーンズっぽくもない、不思議な曲と言う印象です。

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1013: The Strokes / Take It Or Leave It

「リーヴ」つながりで、この曲へ。 ザ・ストロークスが2001年にリリースした1stアルバム『イズ・ディス・イット』(US33位/UK2位)は、ガレージロック・リバイバル・ムーヴメントを代表する作品として、高い評価を受けています。 もっとも、本人たちはそんなことには興味がなかったようで、周囲から救世主扱いされる中、『これが、それ?』という自嘲気味な皮肉まじりのタイトルをつけるあたりも、彼ららしいと言えるでしょう。 アルバム全編、ムダを一切排除したソリッドなギター・ロックを披露していますが、ラストを飾ったこの曲も、ギターサウンドが心地良くドライブしています。

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1012: Orchestral Manoeuvres In The Dark / If You Leave

シカゴのナンバー1ヒット曲のタイトルを、途中で切るとこの曲に。 オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダーク(以下OMD)が1986年にリリースしたこの曲は、映画『プリティ・イン・ピンク』サウンドトラックの1曲目に収録されていました。 同年にシングルカットされ、UKこそ48位ですが、USでは4位まで上昇し、グループ初、そして唯一のUSトップ10入りする大ヒットとなっています。 この曲、久しぶりに聴いたのですが、40年近く前の曲なのに、古臭くなっていないことに驚きました。改めてフェアライトCMIの偉大さを認識します。

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1011: Chicago / If You Leave Me Now

「リーヴ・ミー」つながりで、この曲。 シカゴが1976年にリリースした『シカゴX(カリブの旋風)』(US3位/UK21位)からシングルカットされたこの曲、US/ UKともナンバー1に輝く大ヒットを記録しています。意外にも、US1位はこの曲が初めてでした。 そんな大ヒット曲であるにもかかわらず、シカゴの代表曲として、この曲を挙げる人は少数派な気がします。 その理由は、おそらく「ポップ過ぎる」からではないでしょうか。 やはり、シカゴには「ブラス・ロック・バンド」のイメージを求めてしまうのも、無理は無いような気がします。 とはいえ、この路線で、80年代にヒット曲を連発するわけですので、別に間違った選択ということではないようにも思います。

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1010: Michael Jackson / Leave Me Alone

「君は一人じゃないよ」と励ましておきながら、自分のことは「一人にしてくれ!」と言う、何とも気まぐれなマイケル。(まあ、四六時中つけ回すパパラッチに言っているのですが。) 1987年のアルバム『バッド』(US1位/UK1位)からの8枚目のシングルとしてカットされたこの曲、CDには収録されていたものの、収録時間の関係でLPには未収録でした。 8枚目のシングルにも関わらず、UK2位をはじめとして、各国のチャートでトップ10入りしています。ただし、本国USではシングルカットされていません。 自身を取りあげたゴシップを題材にしたこのMVは、1990年のグラミー賞で、ベスト・ショート・フォーム・ミュージック・ビデオ賞を受賞しています。

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1009: You Are Not Alone / Michael Jackson

これは「アローン」つながりで外せない名曲でしょう。 マイケル・ジャクソンが1995年にリリースしたこの曲、問答無用でUS/UKとも1位を獲得しています。まさにキング・オブ・ポップ! 名曲過ぎて、MVに当時の妻、リサ・マリー・プレスリーが出演していること以外、あまりコメントすべきことも無いような気がします。 個人的には、「ポップ・ソングとはどうあるべきか」という問いに対する模範解答のような曲だという印象です。やっぱ、マイケルはスーパースターですね!

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1008: Boz Scaggs / We're All Alone

「アローン」つながりだと、この曲も外せません。 ボズ・スキャッグスが1976年にリリースしたアルバム『シルク・ディグリーズ』(US2位/UK20位)は、いわゆる「AOR」の名盤。 そして、アルバムを代表する珠玉のバラードがこの曲。 さぞかし大ヒットしたことだろう、と思いきや、当時の扱いは、意外にもシングル「リド・シャッフル」(US11位/UK13位)のB面。 それでも、フランキー・ヴァリ(US78位)やリタ・クーリッジ(US7位/UK6位)らのカヴァーにより、名曲としての地位を確固たるものにしています。

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1007: Gilbert O'Sullivan / Alone Again (Naturally)

タイトルに「アローン」を含む曲で人気投票したら、この曲が1位になるような気がします。 ギルバート・オサリバンが1972年にリリースし、世界的大ヒットとなったこの曲。特にUSでは6週1位を獲得し、年間チャートでも2位にランキングされています。 にもかかわらず、本国(アイルランド生まれですが、イングランド育ち)であるUKでは最高位3位というのが、ちょっと意外です。 うっとりするような美しい曲ですが、歌詞は真逆でかなり陰鬱な内容というギャップでも有名で、間違っても結婚式のBGMには使わない方が良いでしょう。

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1006: Heart / Alone

「アローン」でつながる曲はたくさんあり、どれにするか迷います… アンとナンシーのウィルソン姉妹率いるハートが、1987年にリリースした『バッド・アニマルズ』(US2位/UK7位)からの1stシングルとしてカットされたこの曲、US1位/UK3位の大ヒットを記録しています。 静かなAメロとハードなサビの対比は、これぞパワーバラードと言った感じです。 ハートのヴァージョンがあまりにも有名ですが、実はカヴァーで、この曲を書いたビリー・スタインバーグとトム・ケリーのユニット、i-Tenのヴァージョンがオリジナルです。 自分たちのレコードは売れませんでしたが、印税はたくさん入ってきたはずです。