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歯科検診で感じた3つのストレス
歯科検診に行った。診察台には小さなテレビが設置されている。あまりテレビを見ない私にとっては新鮮で、つい見入ってしまう。しかし、
「じゃあ、台を倒しますね~」
の声で、夢の時間は終わりを迎える。もうちょっと見たかったのに。これが最初のストレスだ。
「うがいどうぞ」
と言われて再び起き上がったときには、テレビはすっかり違う話題になっている。これが2つ目のストレス。
普段は寡黙な歯科衛生士さんが多いのに、今日の歯科衛生士さんは違った。磨き残しのチェックをしながら、
「あ~、きれいに磨けていますね~」
「上手ですね~」
と、よくしゃべる。褒められたのは嬉しいが、口の中に指を突っ込まれた状態で質問されても、まともな返答ができない。せいぜい「ファエ(はい)」と言うくらいだ。もっとバラエティに富んだあいづちを打ちたいのに、控えめにうなずくことしかできない。
ああ、もどかしい。
こんなの、本当の私じゃないのよ。
これが、3つ目のストレスである。
しかし、数々のストレスを乗り越えた私。次回は、より強くなった姿で歯科検診に挑むことができるに違いない。
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