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『ラ・ラ・ランド』につまった思い出

『ラ・ラ・ランド』が好きである。

色鮮やかで迫力のあるミュージカルシーンと切なくも美しいロマンティックなラストシーンが大好きだ。主人公は女優志望のミアとジャズピアニスト志望のセバスチャンという個性的な2人である。

はじめは波長が合わない2人であったが、何度か偶然会ううちに自然に恋に落ちていく。2人はお互いを高め合いながら、ミアは女優としての一人芝居の準備を始め、セバスチャンは友人のバンドに加った。セバスチャンのバンドが先に成功し、忙しくなってくると2人の間に徐々に溝ができてしまう。とうとう別れてしまい、それぞれの道を歩むことになる。数年後2人は運命的な再開をし、セバスチャンの演奏の中で、それぞれの人生を回顧する。

この映画はとても思い出深い。
はじめて今のパートナーと一緒に観た映画だ。星空の映画祭で観た。星空の映画祭とは長野県原村で夏の1か月弱だけ開催される、野外映画祭だ。広い芝生の上に、巨大なスクリーンを置いて、星空の下みんなで映画を楽しむ。そんなワクワクするイベントだ。そんなこともあり強く印象に残っている。

そしてもう一つ。今では笑い話であるが、しばらく私はこの映画をハッピーエンドのラブストーリーと勘違いしていた。パートナーに違うと指摘され、改めて映画を観て、自分の思っていた内容と全然違うことに驚いた。おそらく初めて観た時は、好きな人と映画を観られることが嬉しくて、勝手にハッピーエンドと思い込んでいたのかもしれない。人間の思い込みは怖い(笑)

好きな映画は何度観ても幸せな気分になる。そして、その映画を初めて観た時の思い出は、映画を観る度に強くなっていく。また、そんな映画に出会えたらいいなと思う。



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