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LES WORLDのイベントに参加して

自己紹介

僕は、LES WORLDと関わり約3年になる。
出会った時は大学生で、イベント参加がきっかけで知った。


参加に至るきっかけ

きっかけは友人がLES WORLDのイベントに参加するというのを聞いて、自分も便乗した。(この友人はコロナがあり結局不参加だった。)
自分は当時、”無人島という場所に行ってみたい”と考えていたため、無人島とついたイベントに飛びつき、2つ返事で参加を決めた。

参加前のキモチ 宗教?怪しい?

唯一の知り合いがキャンセルになったため、「大丈夫かな、、」と「なんとかなるかな〜」が混在していた。
このイベントに参加することを友達に言ったら「なんか怪しくない、、?」と言われ、内容もよく知らななかったから、「確かに変な団体なのかな、、」と不安になることもあった。

でも事前に主催者の方と1on1したことや、参加者の人とオンラインで話す機会があり、楽しみの気持ちが増して行った。
それでも、イベントのテーマであった”人生最後の日”に関しては、
『人生最後の日』という曲をみんなで歌って踊ると聞いて、「歌うだけで何か変わるのだろうか」「1つの曲をみんなで作ろうとだけ聞くと宗教みたい」という思いはありつつ、よく分からないまま参加した。

参加してみて


無人島100FES

初めて参加した無人島100FES。
『人生最後の日』という曲を最後の夜に全員で歌い、踊る。それまで様々なWSが進んでいった。
その中で、代表の大地さんから「皆さんはあと3日で死にます!そう思ってこの3泊4日を過ごしてください!」と告げられた。

「あと3日で死ぬとしたら」という問いの中、WSが進んだ。本の一説から、過去のことを考えるWSや命に関して触れるWSがあり、普段考えることのないことを考える時間が多くあった。最初の問いがあるせいか、普段しない選択をすることが少しずつ増えていた。

「お腹いっぱい食べたいけれど、あの人が食べたそうにしてるから譲ろう」

「ここで前に出るのは怖いけれど、少しやってみようかな」

知り合いがいないことが逆によかったのかもしれないと思った。
周りにどう見られるのか、笑われないだろうかという思いもあったが、
”あと3日で死ぬ”と思うと、恥をかいても良い気がしてきて、この場を楽しみたい気持ちが増えていった。

いつのまにか、だんだんと自分が解放できた。
解放できた自分でいると、WSである問いやレクレーションに素直に入ることができた。

全員で1つの曲を歌う時も、事前に曲ができるまでの過程や歌詞について考える時間があり、心から歌詞に気持ちを込めれたし、グループに分かれてそれぞれの過去を話す時も無理に上手く話そうとしなくてもいいと思えた。

印象的なWSとして、空手家の方の愛のワークショップがある。
最初は、ワークショップで愛を感じられるのか疑問だった。
そもそも、愛という概念に普段生活をしていて触れたことがなかった。

ただ、見えず不確かな愛と呼ばれるものを
目で、体で、五感全てで感じた時、
「すごい、、、」と唖然とした。
これ以降のWSに向き合う熱量が、自覚できるほど格段に増えた。

”24時間テレビ 〜愛は地球を救う〜”
このサブタイトルは誇張でも嘘でもなく、本当なんだと初めて思った。

様々なWSを通して感じたことは、自分のしたいことに真っ直ぐで、体現しようともがき、苦しみながらも決めたことをやり続け、決して自分で自分を諦めずに生きてきた年上の人たちはこの世にこんなにもいて、同年代にもそう生きようと頑張ってる人がこんなにもいることだった。

〇〇をしたい、と思って頑張っている人は周りにもいたし自分も行動をしているつもりだった。でも〇〇をして生きると決めて人生の舵を切ることはしていなかった。

ただここには、自分で決めて自分で歩んでいる人が多くいた。考え続けている最中の人もたくさんいたけれど。年上、年下関係なくいた。そんな決めて生きるって簡単だっけ?と思ってしまうほど。

前提として、自分で決めて生きる人が万人にとって正しい・幸せであるとは思わない。

だが今実績はなくとも、こう生きていきたいと決めた自分のレッテルを、自分で背負いながら人前に立って歩き続けていく姿に
「ただ、かっこいいな。すごいな。」と思った。
その人の覚悟と信念を感じ、自分はまだまだだと思った。

この時、これが正しいのかは分からなかったけど、自分もこうなりたいと思った。

自分で自分の背負いたいものを背負って、歩んでいきたい。
こうなりたい。でも後ろで見てるのではなく、横で並んで歩んでいきたい。
この尊敬する人達と一緒なら、大変な道も歩きたいと思った。


国創りFES

無人島を経験して、2回目のイベント参加だった。
前回と違い、知っている人、会いたいと思う人が多くいる中の参加だったから、不安よりも楽しみが大きかった。

国創りFESは無人島と対になる”人生最初の日”がテーマであるイベントだった。

WSも無人島とは異なり、”国が出来るまで”を体感できるものがいくつも盛り込まれていた。中でも戦争シュミレーションというWSは目の前の資源、生活に必要なものを使って、現実の世界で起きている争いを感じる時間で、争いが起こる過程がよく分かった。

また、本イベントで皆で作る1曲『BIRTH』を練習し、3日目全員で歌い踊ったが、あの瞬間は忘れられない記憶となった。この曲も出来た背景や歌詞の意味を深く考え、BIRTHの歌詞の詩の朗読を聴く時間もあり、自分の命の誕生について深く考えることができた。

また誕生学に関するWSも受けて、無人島でも感じたが目に見えないものを感じることができる機会になった。

そして、お金のいらない国というWSがあった。
これは、1人1人が自分の好きなことをお店のようにきてくれた人に行なって、それに対してお金ではなく"ありがとう”だけで完結し、それだけで循環する世界を作るというWSだった。

この時間で、お金が発生しなくても誰かに対してしたいことをしている時間は楽しくて、それを受ける側も楽しそうな姿を見て嬉しくなるという循環を感じた。

このイベントでは、言葉にすると軽薄だが
いつでも生まれ変わることができると感じた。
そう自分が思うことで
いかようにも今を変えられることを感じた。

個人的感想としては、このイベントのように昔は国ができたことを住民が喜び舞を踊ったり、祭りがあったのだろうと感じた。
そして頭では理解はしていた、人が集団を作り、のちに別集団と協力もしくは敵対していった過程を身をもって感じた。

また、国境がない世界。
それぞれの得意/好きによる適材適所で周る、まるでユートピアのような世界はこのようなものだろうかと感じる瞬間があった。
自分たちの国を作りそこにいたことは、文字通り非日常で4日しか存在しない国だったと思う。

自分が感じた怪しさ・宗教のイメージについて

宗教ではない。全く。
何か勧誘を受けたことはないし、そう言った話も自分は聞いたことがない。

しかし、本イベントに参加して、怪しい・宗教感を感じる人がいることはあると思う。
それは、“信じる“とか“愛”など、目に見えないようなことがテーマとなるワークショップが多く、参加者でそれを受け入れる人・受け入れようとする人が多いから、怪しいと感じるのだと思う。
見えないものを信じることは、宗教にもある行為であり、多くの人が同じ方向を向き過ぎていると、より”怪しい”と感じられる。
一般的に「宗教=怪しい」という考えが多く存在しているため、
「Les Worldは宗教だ」
「Les Worldは怪しい」
という声が多いのだと思う。


感想

僕はLES WORLDに出会って、どう生きていきたいか考える機会が増え、出会う前に考えていた生き方ではない今を歩んでいる気がする。

このようなことを書くから「宗教だ」「怪しい」と言われるのだろう笑
ただ、自分は正直に思ったことを書いている。
しかしこれまでも、イベントに参加して「怪しい」「宗教なのでは?」と感じた人が他にもいたかもしれない。確かに、そう感じる瞬間があっても不思議ではないワークショップがいくつもあるとも思う。

ただ一度関わった人として、関わらず「怪しいのでは?」と見ている人のことを懸念するよりも
「LES WORLDに出会ってよかった。」
と今思っていることを言葉にしたい。

そう思える人たちと会えたことはとても幸運だ。
この縁をこれからも大切にしていきたいと思う。
これからもお世話になる機会があると思うので、これからもよろしくお願いします!


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