見出し画像

テート美術館展「光」を見に

行きました。

中之島美術館自体も行くのが初めて。外には巨大な猫のオブジェがあったり、中にも巨大なロボットがいたり個性的な感じでした。


今回お目当てのテート美術館展


エレベーターで上の階へ移動。入り口から素敵でした。

今回のテーマは
制作された時代や地域も様々、作品も絵画から写真やインスタレーションまで様々な表現が一堂に会していました。

その中でも個人的に刺さったベストセレクションをご紹介いたします。(誰得)

ちなみに今回の展覧会、写真撮影可の作品が多く、気に入った作品をパッと撮っておけるのが嬉しかったです。



〇ジョン・ブレット《ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡》


最初はやっぱりこれ。キービジュアルにも使われているだけあって、多くの人が立ち止まっていた。

写真では伝わりづらいけど、思っていたより大きい絵で結構迫力があった。雲間から差し込む光の表現が綺麗で、煌めく波もずっと見ていられる。ぜひ実物のスケール感を味わってほしい。



〇ジョン・エヴァレット・ミレイ《 露に濡れたハリエニシダ 》


写真を撮ってなかったのでポストカードで。
この絵もかなり大きかった。

鬱蒼と生い茂る草と奥の光との対比が綺麗で、前に立つと先に道が続いているような奥行きを感じる。

豪邸に住んだら、階段の踊り場とかそういうところに飾りたい。


〇ヴィルヘルム・ハマスホイ《室内》《室内、床に映る陽光》

とても好き

ハマスホイ目当てで来たと言っても過言ではない。一見暗くてなんだか不気味そうに見えるが、同時にどこかあたたかさを感じさせる絵だと思う。それはふんわりと画面全体を覆う柔らかな光の印象のせいかもしれない。



〇ジュリアン・オピー《8つの風景》シリーズ

左から「トラック、鳥、風」「雨、足跡、サイレン」「声、足跡、電話」
特に右端の「声、足跡、電話」が一番好き。最近流行りのバックルームのような奇妙さを感じる。

作品名が3つの言葉で表現されていて、どうやら作者がその場所で聞いた音がもとになっているらしい。絵と言葉と聴覚の結びつきが詩的。



○ ジェームズ・タレル《レイマー、ブルー》


撮影不可だったので、公式サイトから見てください。青いライトで照らされた白い部屋は不思議な奥行きを感じさせる。
作者にパイロット経験がある、というキャプションを読んでから見ると、操縦席から見える空ってこんな感じなのかなと思った。



○ オラファー・エリアソン《星くずの素粒子》

でかいミラーボールにも見える

光を浴びながらゆっくり回転する様が神秘的。壁や床にきらきらと反射して空間と視線を支配していた。見たこともない星の爆発を見ているような気分になった。




以上、とても充実した時間を過ごしました。
やっぱり実際に見ないと絵画のスケール感は伝わってこないなと改めて感じました。美術館という空間もいいですね。
近いうちにハマスホイの画集も買いたいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?