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Silverstone その4
なんかタイトル画像のポジションを修正したら妙なことになっているが、このシリーズももう4話目になってしまっているのにまだSilverstoneには行き着いていなくて、タイトル写真はBlackley村の中心にある教会。
街並みも落ち着いていて静かで、とにかくしっとりした雰囲気。もちろん気候のおかげでもあるだろうが、7月の週末というのに朝晩は肌寒く、天気はどんより気味で、晴れたとしても太陽がサンサンではない。
そしていよいよ金曜日の昼前にはSilverstoneに向かう。アパートの主のHondaのエンジニアの女性は親切にもサーキットへのベストなルートをメモして残してくれていた。他にも村の数少ないおススメレストランもピックアップしてくれていてホント有り難かった。
アパートから少し歩くとスーパーマーケットもあり、私には日本の西友的なイメージで、名前は思い出せないが、単純な名前でプライベートブランドの食品もたくさんある大手チェーンだった。
Silverstoneサーキットに行くのはもちろん初めてだし、金曜日の予選日にたくさんの屋台が出てるとも思えないし、懸命な私はスーパーで食材を買ってアパートでサンドイッチやドッグを作ってサーキットに向かった。
無事に着いて自分の指定席に向かうのだが、目指すはHanger Straightのエンドの辺り。
ファンの方はご存知だろうが、高速サーキットのSilverstoneの直線で、320km/hくらいから一気に100km/hくらいまでフルブレーキングするのが見れる上に、オーバーテイクがガンガン見れる名所中の名所なのだ!
私はF-1のエグゾーストノート(クルマの排気音ね)が耳はもちろん目に染みるタイプなのだが、本場サーキットのサウンドはもうシビレまくった。
金曜日の予選前のプラクティスの音でさえそれで、思わず横浜で行きつけにしているF-1好きの店のマスターに電話して聞かせたら腰を抜かしていた。
イギリスの14時頃なんで日本は22時くらいの営業中だったが、ストレートエンドのブレーキング時の音を楽しんでもらえた。
予選が終わったらBlckley村に戻って例のパブへ。昨日と同じようにギネスの標高30cmほどの高さのグラスで2杯。
翌日の土曜日も似たような感じでサーキットで過ごした後にまたパブへ。
驚いたのは、店に入ろうとドアの前に到着した私に気づいたバーテンダーは瞬間的にギネスをグラスに注ぎ始めてくれていた!
いやはやというか、プロフェッショナルなバーテンダーではないか!
しかし、そのパブからアパートに戻ったら、なんと天気が急変して土砂降りの雨の決勝レースの前夜となってしまった!
さあ、いよいよその5では日曜日の決勝レースからイギリスのグランプリウィークの夜の雰囲気までを綴るのだ。
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