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10年越しに夢を叶えてみた。〜いきものがかり こんにつあー!2024〜-みとおとら。#12-

「ライブに行ってみたい!!」
中学生の時に人生で初めて思ったアーティスト。
いきものがかり。
ただ、自分のお金で行けるわけでもないし、1人で行けるわけでもない。その当時はそれっぽく親に言ってみるはするものの、あまり乗り気にはさせられず。
そんな私が10年という時を経て、初めてライブに参戦する。


私が人生で初めて夢中になったアーティスト、いきものがかりに出会うのは小学4年生の時。「ありがとう」だ。はじめて買ってもらったアルバムは「いきものばかり」。歌詞カードはボロボロになるまで見て、車で移動の時は必ず流してもらっていた。
ある時、母にCDをプレイヤーに入れてもらおうとしたら母が手を滑らせてキズが入ってしまい、CDが飛び飛びでしか聞こえなくなった。私は泣いて泣いてキレ散らかした。懐かしい思い出だ。
そこからいきものがかりをどんどん好きになり、中学生の時がピークに。周りがジャニーズや少女時代やKARAが好きな中、周りの目を気にせずいきものがかりを楽しんでいた。高校に入ってからは、隣の席の子がいきものがかりが好きなことがわかり、2人で盛り上がった。高校1年生の冬ににいきものがかりが「放牧宣言」をした。その友達と慰め合った。そこから大学生になってからはアイドルや他のアーティストを追いかけるようになったので、いきものがかりとは疎遠になっていた。

2021年、メンバーの山下穂尊さん(ほっち)が脱退発表。私が知っているいきものがかりを生で見られることはなかった。これをきっかけに、「いきものがかりもいつ解散するかわからない。人生で1番最初に好きになったアーティストを見られずに終わってしまったら絶対後悔する」と思い、2023年(?)のツアーは予定が合わず見送ったが、今回そのことを思い出し、思い切って申し込んだ。

オードリーの若林さんがラジオでよく言っているが、ミニ四駆やジョーダンの靴は、「学生の時に欲しかったもの、やりたかったことを取り返しにきてる」
まさに自分も今その気持ちになっている。(まあまだ私は学生だけれども。)

今日のライブを10年前の自分に見せたくて、高校受験頑張るからって言って予約してもらった超いきものばかりの初回限定生産版についていた超いきものばかりマフラータオルも持ってきたりしちゃって。
現地着いて取り出す勇気があるかはわからないけど。笑

このオリジナルマフラータオルです。笑

この文章は電車内で書いているが、今の気持ちは「もうめちゃくちゃ楽しみ」「泣いてしまうかもしれん」の二極化。笑
帰りの電車でこのnoteを完成させたいと思う。


帰りのグリーン車で崎陽軒のシウマイ弁当を食べながら書きます✏️

ぴあアリーナに着いて、グッズ列へ。マフラータオルは買おうと決めていたものの、ペンライトを迷っていた。現地に着くと結構な人がペンライトを持っている。「じゃあ買うか!」って思って無事購入(予算オーバーしました)😇

パラパラとぴあアリーナをバックにグッズの写真撮っている人がいたので、私も撮った。無事、超いきものばかりのマフラータオルも出せました。

10年前の自分に見せてあげたいね。

開演までかなり時間があったのでぶらぶらして時間潰しをして、開場。

右隣は子供は私と同年代の親子、左隣は60代の夫婦で来てて素敵だなぁ…と考えていたら、前には(おそらく)中国人の女の子が2人。めちゃくちゃ色々な人から愛されている…と感じる。

そして開演へ。

聖恵ちゃんがステージに現れた瞬間、なぜかわからないが涙がブワッと溢れる。1曲目「誰か」を歌い出した瞬間から涙がどんどん出てきてたまらなかった。暗くてよかったぁ〜と思いつつ、「私が体に染みつくまで聞いてきたあの憧れの声が大迫力で聴こえる…」という感動でいっぱいいっぱいだった。
2曲目が「ありがとう」。上でも書いたが、好きになったきっかけの曲で涙に追い打ちをかけ、「泣かせてくるんじゃないよ〜!」と思いながら隣にバレないように涙を流しまくった。

なんとか暗いうちに泣き終わり、最近の曲も、昔の曲も。曲を重ねれば重ねるほど幸せが増えていくようだった。
やはり驚いたのは聖恵ちゃんの声量がハンパないこと。40代1児の母とは思えない。あの頃のまま、さらに深みが増したような、愛される歌声だった。
それでも「コイスルオトメ」では『女の子』の声で歌っていたのが印象的だった。
あと個人的に嬉しかったのは「月とあたしと冷蔵庫」。リョクシャカの晴子さんがいきものがかりmeetsでこの曲でやるって発表された時のラジオで、「もっとみんなが知ってる曲の方が良かったかな…」って言ってたけど、違う違う!ファンが好きな曲を歌ってくれるのが最高なんだよ!!と思い、リョクシャカの月とあたしと冷蔵庫を聞いてさらに本家が聞きたくなった。聞けて良かった。
あとは「気まぐれロマンティック」、あの踊りができて良かったなぁ笑 間奏のハーモニカがないところで、「あっ、、」って思って少し悲しかったけど、ハーモニカはほっちのものなんだなと確認もできた。

他にもたくさん出てきそうだけど、とにかく、幸せがいっぱいで終演した。

規制退場中ちょうど後ろにいた私より少し年上のお姉さん2人組は「やっぱりいきものがかりは青春だわ!」と言ってて深く頷いた。そう、私の原点であり、青春である。
帰りの電車で隣に立っていた60代くらいの夫婦は「あの子達かわいいわね〜、動きも似てて」と言ってて「親目線もあるんだ…笑」と思い、改めて老若男女に愛されていることがわかった。


つらつらと書き連ねてきたけれど。どうですか。私。10年前の自分に会ったらなんて言いますか?

「本当に本当に最高で幸せでいっぱいのライブだった。CDが擦り切れるほど、身に染みるほど聞いておいて正解だよ。10年後も、いきものがかりはいろんな人に愛されているよ。変わったこともあるけれど、変わらないいきものがかりの音楽があるよ。これからも音楽を愛していこうね。」


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