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【DX検定にチャレンジ】合格までの道のりと学習方法

私は現在51歳の会社員です。
昨年1年間で5つのIT系資格を取得しました。
その中からDX検定について、体験や学習方法等を書いていきたいと思います。

以前のブログ記事では IT系資格を受験した理由やITパスポートについて書いていますので合わせてご覧いただけると嬉しいです。



DX検定とは

DX検定は、一般社団法人日本イノベーション融合学会が主催するDX系の検定です。DXとはデジタルトランスフォーメーションの略で、世界的にITを活用した社会イノベーションが進んでいますが、その最たるものになります。
この学会では、DX検定とDXビジネス検定の2つを主催していますが、ここではDX検定について説明したいと思います。

検定概要

DX検定の公式サイトの概要が説明されていますが、簡単に言うと
「DXに関する最新の技術やビジネストレンドを問う検定」ということになるかと思います。
DXと言っても様々な視点があり、このDX検定ではIT技術やトレンドがメインとなる検定になります。

試験概要

試験はPCまたはタブレットによるWeb受験のみ。
カメラは不要ですので、ネットができる環境であればどこでも受験できます。
試験時間は60分で120問の選択問題が出題されます。

合格不合格という概念はなく、取得した点数によりレベルスコアが決定されます。
800点以上~DXプロフェッショナル レベル
700点以上~DXエキスパート レベル
600点以上~DXスタンダード レベル

試験後直ぐに取得点数が確認できますが、正式なレベル認定については約1ヶ月後にHPで確認できます。
スタンダードレベル以上にはオープンバッジの取得が可能です。
認定有効期間は2年間。有効期間が過ぎた場合は再受験するのみとなっています。
受験料は6,600円(税込)。年2回試験が行われます。
ちなみに今年2024年は7月11日(法人)、7月14日(個人)の予定で、申込期間は4月1日から6月25日までとなっています。


DX検定スタンダード

合格までの道のり

受験までの経緯

DX検定を受験した経緯ですが、昨年から自身の会社でDX人材を育成するべく社外資格の受験を推奨し補助する制度が始まりました。その中でITパスポートとDX検定があり、どちらも会社でeラーニングやテキストの補助があるということで受験することにしました。

しかし当時はDX検定がどんなものかもよくわからず、同時にITパスポートの勉強もしていたので、同じIT系なので同じような勉強すればいいかと思ってました。またeラーニングでは過去問題を繰り返し解くことができたので、そればかりやっていました。

DXについては全く知らなかったわけではなく、例えばメタバース、デジタルツイン、ブロックチェーン等は知っていましたし、ITパスポートを勉強する中でDXに関する問題も出てきていました。そう入っても全く今まで知らなかったこと(コンテナやGitHubといったものや自動運転、ドローン等)も当然あり、そういった問題が過去問集で出てきたりして、かなり学習には苦戦しました。
苦戦はしましたが、繰り返し学習することで設問と答えを覚えるようになり、過去問では8割は確実に取れるようになりました。

過去問で自信がついて、自分ではここまでやったからギリギリ スタンダードは取れるだろと思い昨年1月に受験。
結果は600点に満たずスタンダードすら獲得できず、バッジ取得には至りませんでした。

2回目の受験

同時期に受験したITパスポートの方は合格できました。
DX検定が不甲斐ない成績だったこともあり悔しい思いをしてました。そして7月の試験に向けて再度学習することを決意。
受験してわかったことは過去問だけではダメということと、言葉の意味(ここではIT技術等です)をしっかり理解しなければならないと思いました。

そのための学習をどうすればいいかも考えたり探したりして、なんとか見つけ出すことに成功。そして7月に再受験し無事スタンダードレベルを獲得することができました。もう一つ上のエキスパートまで取れたらベストでしたが、それは次の目標にすることにしました。

DX検定の学習方法

DX検定は60分間で120問を解かなければならない検定です。最大の難問は1問あたり30秒という時間のなさ。いかに的確に設問を読み解き回答するかです。そのためには、やはりベースとなるIT技術を覚えることが必要かと思いました。

シラバスをしっかり確認する

シラバスは試験範囲のことだと思ってください。公式サイトに掲載されていますのでしっかり確認してください。覚えるべきIT技術のヒントはシラバスにあります。

最新のIT技術やトレンドを抑える

DX検定はその検定の特性から最新のIT技術やトレンドに関する問題が出題されます。自分が受験した時もつい数ヶ月前に発表されたIT系の問題が出題されました。これは過去問を解いてもわかりません。
ビジネストレンドを扱ったニュース番組やWebニュースなどにアンテナを張って常に最新の技術やトレンドに触れられるようにしましょう。

動画学習を活用

DX系の検定は共通して書籍テキストがかなり少ないです。
DX検定公式サイトでは学習方法としていくつか書籍を紹介しています。
それを活用してもいいのですが一冊にまとまったものというのは皆無と考えていいと思います。
https://www.nextet.net/kentei/test/manabi.html

数冊を読み込むというのは大変だと思ったので、なにか良い動画は無いかなと探したら、唯一YouTubeにDX検定に関する動画が1chだけアップされていました。
これを毎日少しづつ観て、この技術はどういうものなのか、どういう使い方をするのか等を理解していきました。
2023年から更新されていないので最新の技術を学ぶ事はできないのですが、DX系技術のベースを学ぶには現在でも有効かと思います。
https://www.youtube.com/@DX_MASTER/featured

またこれは当時の学習では利用しませんでしたが、経済産業省のDX関連のサイトで無料公開している動画があります。
こちらはDXの基礎の基礎を学ぶには丁度良いかと思いますので活用してみるのもよいかと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=rNIteo1pNFU&list=PLcRmz7bR5W3lGaRiTTEGNs3BmliHgYdAB

まとめ

DX検定はDXの最新の情報や技術、ビジネストレンドを学習する検定です。
常に進化し更新していくDXを学ぶ為の検定という位置づけだと思います。
普段聞き慣れないDXに関する技術やトレンドを身につける為には最適かと思いました。
60分120問という試験のため、難易度は高めですがチャレンジしがいのある検定だと思います。
DXは今後日本では避けては通れないものです。業界問わず取り入れなければならないし、既に進めているところもあるでしょう。
DXをより理解し進めるためには必要な学びと思いますので、是非受験してみてください。


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