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やけに蒸し暑い

か細い道をのたうち回って、
這いずり進めば
やがて辿り着ける

どうにかなるかもしれないと
僅かな希望を頼りに

しかし、終着地点に救いが皆無だとしたら
納得することしかなくて

嗚呼、黒一色に染まってしまいたい
全てが闇に包まれて欲しい
そうすれば涙の一滴がやけに目立って
理解されることもあるだろうさ

羽根がないから
こんなことになっている
昔は飛べたんだ
空のもっと先まで

そこで見た景色があるから
今も死なずに済んでいる

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