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サフィール踊り子で思いついた事

なぜ
近年の鉄道で食堂車は無くなったか?
答え…人件費と食材原価を使った利益よりも
人を運んだ方が儲かるから
 
しかしながら、観光列車等の一部車両編成では残ってます。
東京〜伊豆急下田を結ぶ
サフィール踊り子も数少ない車両の一つです。
(e261系、ケンオクヤマ先生の作品ですね!!)

食堂車の運用は利益率も少ないながら
移動の鉄道から、移動手段の高付加価値へと舵取りしていてJRさんはご尽力されていると思います。


このサフィール踊り子では、プレオーダー制でサフィールpayというシステムを使って食事注文をします。
(基本的にはサイトからの事前予約&決済のみで
食事の当日飛び込み利用は出来ないみたいです。)

乗る車両と乗車駅と降車駅を入力したら
空いてる時間が案内されて、メニューをオーダーする
そんなシステムです。



個室では、時間入力すると個室まで運んで来て頂けるとの事です。

乗車後にスマホ画面の決済チケットを
アテンダントさんに見せて席にご案内されてお食事となります。

と…この様な流れなので利用しましたが
このシステムが便利なのは

・事前にメニューをじっくり考えられる
・車両内でのオーダーまでのロスタイムが無い
・当日の利用客数が把握出来るので食材ロスが無い
・当日の利用客数でのスタッフ配置が容易になる

等々が、お客&キャスト側のメリットかなぁ…
と思います。

乗車率70〜80%でしたが
カフェテリア車両の利用者は少なかったので
サフィールpayの事前オーダーの周知の必要性のデメリットは有りそうです。

さて…↑このシステムを自社の
飲食&宿泊業に活用出来たらと思ったので書いてみます。

ワイン等のボトルオーダーをプレオーダー制にしたら
仕入れロスや当日のオペレーションが容易になるかな…?
と思った次第です。

自分がお客様側の場合のレストランの不安点
・来店するまで出してるワインの値段が不明
・レストランでソムリエからのプレッシャーが怖い笑
・予算内で支払いたい
・ワインリストのフランス語読めないし…(笑)

自分がお店側でのオペレーションの不安点
・ワインのオーダーが入るか不明
・ボトルオーダーまでの時間が掛かる
・お客様のプライシングは幾らを望んでいるか?
・仕入れロス等(在庫過多)を減らしたい

こんなデメリットが解決されるかな…と思いました。

じっくりワインリストを事前に読んで
懐に合ったワインをオーダーして…が客側メリット

ワインの注文に合わせてお料理を工夫したり
オーダーに合わせて酒屋さんに発注出来たり
その他色々…が店側メリット

なんか、このプレオーダーシステムは良さそうなので
この冬から取り入れてみようかと思いました。

少人数での運営の場合、ワインリスト等のHPページの更新が大変だと思います。
日々変化する在庫数の反映が困難なので
どちらのレストランさんもHPにはワインリストが有るものの更新が滞っているかと思われます。

これらを解決出来て、発注システムまで組み込めれば
なかなか面白いとか思ってしまった今日この頃です。

と…
こんな事を考えていたら
降車駅にあっという間に着いたという
お話でした!

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