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日本一周#30壱岐〜別れの季節〜
2024年3月30日
今日の行程は過酷。頑張るぞ。
7時起床。朝食付の宿だから、リビングに向かう。
今日泊まったゲストハウスは、韓国人のオーナーさんがやっている。宿のおじさんとおしゃべり。
10年前に対馬に来たんですよ、とパンとコーヒーを用意しながら話してくれる。自分が元々タクシー運転手をやっていたと話すと、対馬でやりませんか?と誘われる。ここにはタクシーが3台しかなく、慢性的に不足している。
基本一本道だし、韓国語の勉強にもなるし、観光客がほとんどだから酔っ払いも少ないし、将来、ここでタクシーやるのもありかなぁと考える。絶対飽きるからやっても3年だけど。
お礼を言って出発。
8時半、ターミナルでバスに乗る。向かうは厳原港、ここから2時間半。
8分咲位の桜がきれい。対馬にも桜があるんだね。
曲がりくねった道だが、ほとんどGがかからない。惚れ惚れするほど運転が上手な人だった。30歳位の若い人だった。「地元の人なんですか何年バスの運転手やってるんですか?」色々質問したかったけど、タクシーじゃないからそれは無理だった。
1時間半経った位で運転手交代。次は白髪のおじいちゃん。
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途中のバス停で、10人以上の大荷物を持った大学生が乗ってきた。座席は全部埋まり、通路もぎゅうぎゅう詰め。
座ってたおじいちゃんが、学生の1人に声をかける。
「どこ行ってきたの?」
「無人島で3泊サバイバルしてきました笑」
すげえ。
鹿児島大学のサークルらしい。
途中で乗ってくる人がいる度に、「大勢ですみません...」と謝っている。おばあちゃんの代わりに、運転手に「これ対馬病院行きます?」と大声で尋ねていた。
人の優しさを垣間見れてほっこり。そのまんま良い大人になってくれ。
無事、2時間半かけて厳原港に到着。
お昼を食べるか迷ったけど、行程上ここしか食べる時間がない。
適当にやってるお店を探して入店。
暗くてやってるか分からない店。たまたま店員さんぽいおじさんがいたので、「やってますか?」と声を掛けると「あっ。」だけ言って席に案内された。大丈夫か?
待つこと10分。
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これが、衝撃。
自分は1番好きな食べ物が寿司で、それはもう各地の海鮮を食べてきたのだが、今まで食べた魚で1番美味しかった。我を忘れたように、かぶりついて食べてしまった。5分くらいで食べ終わった気がする。
この記事書きながら食べたくなってきた。
対馬行く人はぜひぜひ。あんまりご飯勧めない派だけど、ここはぜひ。
フェリーに乗って、壱岐へ。
唐津に行くには、
対馬→壱岐→唐津と、壱岐を経由しないといけないのだ。また博多に帰るのは日本”一周”という美学に反する。
そのため、壱岐の観光の時間はない。
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バスもあるけど、時間が合わない。歩けばバス580円の節約にもなるし、一応景色を見て回れる。
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弥生時代から稲作に適した地みたい
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吉野ヶ里みたく観光地化されてないから、当時の空気が1番再現されていた。
木の棒かと思ったらヘビで飛び上がった。
もう一つのフェリー乗り場に到着。
10kg背負って2時間歩くって、思い返すとやべぇな。
5時半、夕日がいい感じの時間帯になってきた。
待合室で家族がまたね、と別れの挨拶をしてる場面を見た。おじいおばあが島の人で、お母さんと中学生くらいの少年がフェリーで唐津に帰るっぽい。
おじおばは名残惜しそうにしてるが、少年は無言でペコペコしている。思春期らしい仕草で、見てて思わず微笑んでしまう。
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そうか。今日は3月30日。別れの季節だった。
「〇〇先生ありがとう!」
「がんばれ!!」
など手作りのボードが掲げられている。太鼓の演奏と、ダンス部の踊り、横断幕や幟などを見て、完全に部外者の自分でもウルッときた。
たった3時間の滞在だった壱岐、この別れの場面は非常に印象的だった。来て良かった。
19時、唐津東港へ到着。
ネットカフェまで歩く。船酔いか分からんけど、少し気持ち悪い。フェリー2連続だからかな。10km歩いたからかな。
確かに登り道結構しんどかった。若いうちに旅しとけ!を身体で感じた。この30日間で、1番きつかった。
交通費 対馬バス 1040
対馬〜壱岐 5390
壱岐〜唐津 2030
飲食費 海風商事 1000
日替り弁当
&いよかん
&ジャスミン茶 773
観光費 0
宿泊費 フリースペース唐津忘れた
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