何が大切で、どうしたいか、なんて　人それぞれ

ある福祉施設で聞こえてきた
患者さんと看護師さんの会話

看護師さん（以下　看）
足の血管がタバコの影響で
かなり悪くなっていると
先生が言っていましたよ
このままだと足を
切断しないといけなくなりますよ
今、タバコはどれくらい吸ってるんですか？

患者さん（以下　患）
セブンスター1箱

看）じゃあそれをまず
電子タバコに変えましょう
それから少しずつ止めていけば
いいんじゃないですか

患）
もういつお迎えが来てもいいんだ

看）
でもタバコは体に良くないんですよ
足のむくみもひどいし
触ると痛いじゃないですか

患）
痛いからもうなくなってもいいんだ

看）
足がなくなったら
絶対に後悔しますよ
おトイレも自分で行けなくなりますよ

患）それでもいいや

看）
タバコより足の方が大切ですよ

患）
タバコをやめるなら
足はなくてもいいや

✙✙✙

この会話を聞いて
ムズムズした

お互い間違ってない

いや正しい、間違っている
はない

価値観が違う
違いすぎる
噛み合っていない

まず患者さんの方
足は痛いけど
タバコは好き
やめたくないほど好き
やや厭世的
生きていることに大きく執着がない様子

もしかしたら切断して
今の足の痛みがなくなればいいと思っているのかも

ただタバコが好き
やめたくない
そのパッションは私にも
十分すぎるほど伝わってきた

そして看護師さん
看護師さんは正しい
医療従事者として正解である
傾聴し説明し指導している
職務を全うしている

ただ人権はどうなんだろう
患者さんの価値観の尊重は？
とモヤモヤしてしまった

絶対に後悔しますよ

は価値観の押し付けでもある

その患者さんは

生きる

ことに貪欲じゃないから。

むくみも痛みも
その患者さんにとって
地球ワンダーランドを楽しむ
アトラクションだとしたら？

（食べることが大好きな人に）
食べることをやめて
（一切興味のない）
弁護士になりなさいと
誰かに言われたら？

大切に育てた自分の子供を
「ここから強制的に連れて行きます、あなたの足が悪くなるから」
と言われたら？

多くの愛情深い母親は
「私の足はどうなってもいいから
この子だけは私のそばに
置いておいてください」
と言かもしれない

子供とタバコは違う？？

それは価値観の違い。

子供より自分の足のほうが大切な母親もいる

何が大切で
どうしたいか

なんて人それぞれ

みんな違ってみんないい

みんな私で
私がみんな

世界はマルっと一つ

ワンネスの美しい世界への

アセンションはもうすぐそこですよ✨