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21歳でうつ病と診断されるまで

大学時代、実家を離れて暮らしていました。

充実した大学生活を一年と少し過ごした頃、起床時に布団から起き上がれなくなりました。

初めはそんなかんじで、講義の開始に遅れることが多々ありました。

「自分は甘えている」と思っていました。

当時、私の周りには同期・先輩・後輩、他にも関わっている人がけっこういました。しかし、誰かに頼ることもできず、心配をかけるということをしてはいけないと思っていました。それまでの人生では大丈夫そうに振る舞うのが当たり前でした。

大学の心の相談室は今から思えば整っておらず、カウンセリングは意味がありませんでした。
(数年後には整ったようでした)

結局は大学2年3年と単位を半分くらいしか取れず、4年での卒業が危ぶまれた頃、奨学金廃止の通達がありました。

そして、追い込まれた私は同じ大学の通信教育部に転籍しました。

聞こえはいい(?)けど、手続きとしては、退学と入学です。この時人生で一番泣きました。

転籍して半年後、「消えたい」と頭に浮かぶようになりました。毎日パートの仕事から帰ってきては死にたいと泣いていました。(パートがつらいわけではないです。)
天井がグルグル見える日もありました。

ある時、ある人に相談しました。
「病院に行こう。
 姉が行っていた、いいクリニックがあるから。」
と言ってくれました。命の恩人です。

予約してクリニックに行くと、詳しく話を聞いてくれ、うつ病と診断されました。すごく安心したのを覚えています。

実はその8ヶ月前に別の精神科のクリニックに行ってはいましたが、きちんとは診てもらえませんでした。

そこから投薬治療が始まりました。

うつ病を発症してから、治療開始まで2年半の時間が過ぎてしまいました。

初診から18年が経ち、現在も精神科に通院していますが、当時より症状は落ち着いています。


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