大きな木

本の感想。持論。

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本の感想。持論。

最近の記事

早く終わってほしいと思うとき。

チームでの作業の難しさを知った。 レベルの高い課題にグループで取り組む機会があり、それに参加したのだが、生成AIのClaudeに任せて、やったのだが、コンパイルエラーになるか、セグフォになり、結局は、ただ、文字列を出力するだけのプログラムを提出することになりそうだ。 2日間で取り組む課題なのだが、リーダーの提案で、1日目は自分の課題をやりつつ周りの進捗をみて、2日目に本気でやろうということになった。 なにぶんグループの中でも知識が乏しいし、方針が立たず、しかも、個人課題も

    • 日々の忙しさと鈍感さ

      日々、忙しく過ごしていると、自分の体の変化について鈍感になっていくと感じる。 忙しい時、それはたいてい、意識は外に向いている。これからやるべきこと、やらなければならないと感じていることなどが常に頭にあり、自分の食事はどうするかとか、何時に寝るとか、風呂に入るかとか、運動するかとか、意識を自分自身に向けるといったことが疎かになりがちだと感じる。 食事を選ぶことは生きることであり、十分な睡眠をとることは次の日のコンディションを高めることである。運動をすることは健康的な体を作る

      • 根底にあるみんな&情報断食

        ある本で宗教色が薄くなった日本では根底に「みんな」があると書かれているのをみてハッとした。 ある調査で日本は世界で最も世俗的な(宗教色の少ない)社会であることが明らかになった。例えば、小学生が使う道徳の教科書に倫理(人として踏み行うべき道)という言葉が一つも出て来ず、また、宗教的要素も排除されているようだ。 そして、宗教や倫理のない道徳では、自分の意見はおいといて、みんなはどう思うのかに重点が置かれると養老先生は述べている。 そう考えると、世間体を気にする日本人の習性に

        • 肩書きが好きな日本人

          日本人は外国人より肩書きを重視する傾向があるようだ。 確かに、〇〇先生や〇〇部長、〇〇先輩など、英語圏では、ファーストネームもしくは、MrやMs、Mrsで済むところをやたらと職名を入れて呼び合う風潮がある。 この裏にあるのは、日本人が上下関係や地位を重視しているのに対し、英語話者は話す時の気軽さや個人の親しみやすさを重視しているという事実である。 日本人はやはり、知らないうちに差別的な考えが身についているのかもしれない。 看護師、弁護士、郵便局員、営業マン、コンビニ店

        早く終わってほしいと思うとき。

          脱洗脳教育論を読んで(序章)

          苫米地英人氏の著書である「脱洗脳教育論」を読んだ感想を述べる。 序章の要約をすれば、 今の日本で行われている教育は洗脳であり、自由のない生き方を是とする教育、つまり、奴隷育成を目的とした教育が行われていると筆者は言う。 奴隷というのは、洗脳者にとって都合の良い逆らわない人間のことである。 政治家と官僚のために、奴隷として、せっせと金を渡し続けなければならない仕組みができているのだ。(政治家、官僚の給料は税金) その仕組みは、 小中(高)無償化にする代わりに、大人に

          脱洗脳教育論を読んで(序章)

          養老先生のことば

           最近読んでいる養老先生の本の中で、個人的に考えさせられる言葉があった。 仕事を辞めるか辞めないかは日本の社会では個人の進退ではない。やっぱり集団の中の、世間の中の動きですからね、網の目構造の。 さらに、 若い人は暗黙の前提で、自分の意思で生きていると思っていますから、自分の人生は自分で決めて何が悪いかってね。だから自殺するんですよ。自分の進退も自分のものだから構わないというわけです。そういう暗黙の常識があるところに、ストレスが過度に溜まってくると大変なことになってしま

          養老先生のことば

          上司Bとの雑談

          窓口の40前半の上司Bと休憩時よく話をする。 歳の差20ぐらいであるが、考え方を共有できることが楽しい。そこで、これまで自分が上司Bから吸収したことを思い出しながら記録しておこうと思う。 1,会社における営業部の役割  どうやら、営業部というのは会社において案件や仕事をとってくる役割を持っているらしい。つまり、会社に利益を生み出すかどうかを担う根本的な部分である。 だから、会社では中心的なポジションとなるらしいが、うちの会社は違うみたいで不満を漏らしてた(笑) 2,営

          上司Bとの雑談

          人の経歴見ると疲れるのってなんでだろう。 何か固定観念にとらわれているのかな… 外いこ。

          人の経歴見ると疲れるのってなんでだろう。 何か固定観念にとらわれているのかな… 外いこ。

          本当にやりたいことやってる人なんて数%だよね。大半は、やりたくないことをやって生きている。でも、そのおかげで社会は回っているんだな。

          本当にやりたいことやってる人なんて数%だよね。大半は、やりたくないことをやって生きている。でも、そのおかげで社会は回っているんだな。

          大卒の価値

          大卒だと就職に有利な時代は終わったにも関わらず、いまだにそれを信じて大卒だから将来安泰だとか思っている人は勘違いである。 私大の数は年々増加しており、大卒の希少性はほとんどないに等しい。 ただ、大学によっては就職に有利な大学もある。大学を就職予備校ととらえるならそこを目指すのもありである。 日本社会は同調圧力が強いせいか、みな同じような道を通る。つまり、義務教育→高校生→大学生を一つの流れと捉え、無理矢理にでも子供を大学に行かせる大人も少なくない。 ただ、今の大人と子

          大卒の価値

          別に大学に行く気もないまま浪人することになった。浪人するってことはどういうことかいまいち分からない状態だった。 やってみて気づいたのは、舐めてたら殺される。そういう世界だということだ。 殺されるというのは、社会的には無職であり、人間関係は乏しく、自分に厳しく追い込むことが必要になる。しかも、お金がかかり親の負担も増える。なるほど、だから皆んな浪人したくなかったんだとここで知った。 自分は極力親のお金は使いたくない。だから11月からバイトを始めた。概算で月15万だ。もちろん

          死を楽観的に

          誰しも一度は死ぬのが怖いと思うことがあると思う。実際自分もそのことを考えると胸に穴が空いたような感じに襲われ、心拍数が上がることが多々あった。 死について、立花隆氏が「死は怖くない」という本を出した際のインタビューで次のことをおっしゃっていた。 死に対する恐怖は年齢とともに薄れてゆくものである。そして、70歳超えて死期が近づくと心が落ち着いて人生を振り返ることができる。 といった内容のことをおっしゃっていた。 以上のことも踏まえると、 ・死に対して恐怖を感じるのは自

          死を楽観的に

          上司A

          今日は退勤前に上司Aと4週間経って仕事に慣れたかどうか話す機会があった。 その中での上司Aの少し深い言葉を記録しておこうと思う。 上司Aはどうやら高卒後就職して、今も同じ仕事をしているらしい。本人は何度かやめたいと思ったことがあったらしいが、それを乗り越えてきたらしい。本人が言うには、 どの仕事も大体同じで、辞めたいと思うことはあるけど、それを乗り越えたらその原因は大したことなかったって思える。 だそうだ。 まだ自分がこの仕事をずっとするかどうか分からないが、どの世

          大学の位置

          大学について様々な考え方があり、それについて否定するつもりはない。自分がここまでに考えたことを書こうと思う。 大学というのは研究機関であるが、最近では学歴を手に入れるため、もしくは就職に有利に働くように大学に行く人も多いと感じている。だが、それではつまらないと個人的に思うのだ。というのも、人間の価値というのは学歴だけで判断されるべきものではないし、高卒でも成功者はざらにいるからだ。 大学に行くことを否定しているわけではない。ただ、学歴で人間の価値を決める学歴社会を否定して

          大学の位置