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だから、実写BLって面白い。

こんにちは、絢です。
ジャニオタ出身、現在は「み!るきーず」の一員としてスターダストプロモーション所属の「M!LK」というアイドルグループを応援しています。
 
今回は、私の趣味全開企画。
実写BLの魅力について語っていこうと思います。
漫画などの二次元作品にはあまり詳しくなくて、完全に実写作品専門のタイプです。
二次元作品は勉強中です。
よっぽど自分の苦手なジャンルじゃなければ、日本の実写作品はほとんど履修していると思います。(海外のにも興味がある…タイとか)
 
念のため、念のためですが、
実在するアイドルの方をそういう目(BL的な目、性的消費の目)で見ることはありません。あくまで作品としてのBLが好きなので…!!
あと、実写BLだからといって全てがバチッとハマるわけじゃないのも難しいところ。「面白いとは思うけど、熱狂するところまではいかない」という場合も多くあります。
 
※苦手な方もいらっしゃると思うので、性的な表現等は極限まで削っています。ご安心下さい…!
 
まずは「BLって何ぞや」というところからお話ししていきます。
 
ボーイズラブ、縮めてBL。
その名の通り、男性同士の恋愛を描いた漫画、小説、アニメ、ドラマ、映画…などの物語全般のことを指します。
(厳密に言うと二次創作を「やおい」、一次創作(オリジナル商業作品)を「BL」と呼ぶらしいですが、ここでは総称として「BL」を使います)
 
本当は BLの前身となる「少年愛マンガ」が1970年代に誕生したところから書き始めたいのですが、めちゃくちゃ長くなるのでカットします…!
 
BL作品に登場するキャラクターには「攻め」「受け」という役割が与えられています。
 
何をする時とは言いませんが、ざっくり言えば「攻め」は「男役」、「受け」は「女役」です。攻めの方が背が高くて筋肉質だとか、女の子っぽい可愛い雰囲気で体の線が細いのが受けだとか、何となく攻めと受けが分かってきます。大体見た目で分かる気がする。(たまに、めちゃくちゃ裏切ってくれるパターンの作品もありますね…)
 
周りの人が男性同士の恋愛に理解があって背中を押してくれる…というハートフルな世界観の作品もあれば、「男性を好きになったこと」への葛藤がリアルに描かれる作品もあります。男女の恋愛ものにも色々あるように、BLも色々あります。

ちなみに、私が実写BLを好きになったきっかけは、「ポルノグラファー」という作品を見たことでした。

この独特な世界観がとても好きです…シリーズ作品も「春的生活」以外は履修しました。(有料配信の壁)
過激すぎて人には勧められないけど…
 

さて、この度み!るきーずに衝撃を与えるニュースが飛び込んできました。

M!LKの姫、そして国宝級イケメン1位(佐野勇斗さん調べ)である山中柔太朗さんが、BLドラマの主演に抜擢されたのです。
 
(相手役はFANTASTICSの木村慧人さん。めちゃ優しそうなお兄さんでした)
 
こちらの「ドラマシャワー」という枠、BLドラマレーベルの「トゥンク」とMBSがタッグを組んで「1年間の間、BLドラマを作りまくる」という企画の元誕生したものです。「トゥンク」の立ち上げ人の方がBL大好きで、とにかく実現させたかった企画らしい。熱い。
 
BL、その中でも実写BLをこよなく愛する私は大歓喜でした。
 
特に山中さんは漫画から飛び出してきたみたいなお顔とスタイルをお持ちなので、実写BLに向いている外見だと思っていて。
 
情報解禁の直前まで「山中さんに実写BLやって欲しい」ってツイートしてたので、予言者みたいになってしまいました。笑
 
twitterを見てみると「実写BLは見たことがない」という方がとても多くて、
「これは実写BLの魅力をnoteに書くしかない!」と思い立って、
今パソコンをカタカタしています。
 
二次元作品に比べるとどうしても生々しさが出るので苦手!という声を沢山聞く実写BLですが、私はそのリアルさが好きだったりします。
仕草、細かい視線の動き、表情の揺れ動き、息遣い…など、俳優さんたちは細部にわたって演技をしてくれています。そこから二次元作品からでは読み取り切れなかったキャラクターの気持ちや「間」を感じられるのが面白いです。
そこに劇伴が重なることで忘れられない名場面が生まれるんですよね…
 
原作を読んだ段階ではイマイチ理解し切れなかった場面も、三次元になってキャラクターが体温を持つようになると自然と自分の中に入ってきたりします。
 
実写BLに対して「イケメン俳優がイチャイチャすればお前ら喜ぶだろ?と思われてるみたいで嫌」とか「ポリコレ意識してて気持ち悪い」とか「俳優さんがやりたくない仕事(同性とのキスシーンなど)をやらされているのが見ていられない」という声も上がったりします。
 
多くの愛好家は、BL(ファンタジー)とLGBT(現実)を切り離して考えていると感じています。 BLが好きだからといって、例えばゲイの方に「あなたは攻めなの?」などの失礼なことも聞きません。本当にここは誤解されやすいけど。
 
また、実写BLに出演する俳優さんたちは作品への情熱と役への愛情を込めて演じて下さっています。「何でこんなことしなきゃいけないんだ」が演技中に顔に出ている人も稀にいますが、そういう作品はまずヒットしないでしょう…。

「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(チェリまほ)」や「美しい彼」「みなと商事コインランドリー」など、熱狂的なファンを生み出す実写BL作品は特に俳優さんたちの演技が細やかだな…と感じます。何と言うんでしょう、「これはBLだ」ということをものすごく意識してくれてるんだな、と。インタビューを読んだりすると、「攻めと受けの役割を意識しながら演じた」とお話しされているのを見かけたりします。
 
 
もちろん他の作品に出演している俳優さんたちの演技も素晴らしいのですが、その中でもこの3作品は特に根強いファンによって支えられている印象があります。
 
「チェリまほ」で共演した町田啓太さん・赤楚衛二さんは、俳優さんご本人同士の仲の良さがファンを盛り上げましたし、ドラマが好評過ぎて映画も作られました。
 
「美しい彼」は日本を飛び出して中国語圏での人気も拡大しました。萩原利久さん・八木勇征さんのinstagramには中国語のコメントも届いていますし、特に八木さんのブレイクのきっかけはこちらの作品だと思っています。
 
「みなと商事コインランドリー」は主人公カップル「シンみな」の二次創作がそれはそれは流行りました。小説とかいっぱい流れてきた…。ドラマの二次創作が流行るって、実写BLの世界では珍しい気がする。
 
実写BL、漫画や小説などの原作を読んだ時とはまた違った感覚になります。
登場人物たちが体温を持つことで「このシーンのこのキャラクターって、こういう気持ちだったんだ」という新たな発見があり、非常に楽しいです。
 
最後に、おすすめの実写BL作品を3つ挙げて締めたいと思います。
よろしければ検索してみて下さい。
 
①   ギヴン

登場人物の深掘りをしたい方におすすめです。原作は漫画で、アニメ化もされています。
私のBL愛好家人生の原点となった「ポルノグラファー」と同じ、三木康一郎さんが監督を務めています…!

メインキャストは鈴木仁さん、さなりさん、柳俊太郎さん、井之脇海さんです。
み!るきーずの方にとっては馴染みのあるメンバーではないでしょうか…!!
他にも、主人公カップルの高校の同級生役として武藤潤さん(原因は自分にある。)、井之脇さん演じる秋彦の元恋人役で稲葉友さん(「みなと商事コインランドリー」の柊くん)が出演されているので、キャストのラインナップ的にも見やすいと思います。
 
上ノ山立夏(鈴木仁)は凄腕の高校生ギタリスト。しかし、ギターを始めた時の情熱を忘れ、バンド活動にもどこか冷めた気持ちで参加していました。
同級生の佐藤真冬(さなり)が持っていたギターを直したことをきっかけに彼との距離が縮まり、真冬は立夏が所属しているバンドとも関わるようになります。
真冬は天才的な歌声の持ち主なのですが、とある事件が原因で上手く感情を表現することができません。次第にお互いが気になる存在になっていく立夏と真冬。
縮まりそうで縮まらない、不器用な2人の距離感がもどかしく、どんどん続きを見たくなる作品です。
 

先輩、断じて恋では!

「飴色パラドックス」と同じドラマシャワー枠で放送された作品です。
会社の先輩・後輩同士のオフィスラブを描いたラブコメで、見ていて気持ちが明るくなってきます。
めちゃくちゃダダはまりしました。本当にハマった。
「先輩」の柳瀬淳(内藤秀一郎)はメディアにも取り上げられるくらい有名&優秀なCGデザイナー。そんな彼が教育係を務めることになった「後輩」は表情1つ変えず、淳にも淡々と冷たく接する金田優希(瀬戸利樹)でした。
一見不愛想な後輩くんですが、実は淳のことを「神」と呼ぶほど尊敬しており、とってもピュアな男の子です。
最初は淳が優希をリードする形で物語が進んでいくのですが、次第に優希に振り回される「先輩」の姿も見られるようになり、とにかくキュンが止まりません。
最近放送・配信された実写BLの中でも特に好きな作品です。

高良くんと天城くん

こちらもドラマシャワー枠の作品です。個人的に最大ヒットでした。まじで好き。
クラスの一軍としてスクールカーストのトップに君臨しているものの色々と拗らせている男子高生・高良瞬(佐藤新)と、クラスでは目立たないけれど可愛くて一途な天城太一(織山尚大)のピュアな恋を描いています。
メインカップルは勿論のこと、サイドを固めるキャラクターもとっても魅力的です。
 
女性関係が派手なチャラ男だけど、根は優しい。高良の親友として2人の恋を応援してくれる田中氏(小宮璃央)。
高良と天城が付き合っていることを唯一知っており、2人がギクシャクした時はさりげなく仲直りのアシストをしてくれる香取くん(鈴木康介)。
 
特にこの2人、作品の中でも大人気です。
 
複雑な家庭で育ち、誰かに甘えることが苦手だった天城くんが、
無償の愛で包んでくれる高良くんと出会ったことで次第に前向きになっていく姿も素敵です。
 
以上、実写BL作品の魅力を伝えたい、という思いで書いたnoteでした。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
「飴色パラドックス」、一緒に楽しみましょう!!

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