「推しを褒める」って難しくない?~気にしいすぎるアイドルオタクの話~

こんにちは、絢です。ジャニーズからアイドルオタク人生が始まり、現在は「み!るきーず」としてスターダストプロモーション所属の「M!LK」というグループをメインに応援しています。
(推しは吉田仁人さんというバリカッコいいアイドルです。)
 
最近悲しかったことは、notオタクの方に「スターダストプロモーション」という単語が伝わらなかったことです。山崎賢人さんとか、横浜流星さんとか、有名な人も所属してるのになぁ…悲しい。
 
さて、今回は「推しを褒めるのが苦手だ」というお話をしたいと思います。
誤解のないように先に書いておくと、私はいわゆる“貶し愛”(推しを貶すことで愛情表現をする様。「私はこれだけ貶せるくらい推しのことを愛しているんだ!」みたいな。)タイプのアイドルオタクではありません。
気持ちの面では推しを思いっきり褒め褒めして甘やかしたいと思っていますし、twitterやnoteにもプラスの感情を乗せることが多いです。特に、私のtwitterをフォローして下さってる方々はM!LK、あるいはEBiDANが好きな人ばかりなので…!
 
問題は、対notみ!るきーず。
M!LKに対してプラスの感情もマイナスの感情も持っていない、フラットな人に対して「推しを真っすぐに褒めるコメント」を言うことが苦手なのです。
 
私の周りにいる人たちは、み!るきーずではないものの私のアイドルオタクを受け入れてくれています。少なくとも、オタクであること自体を否定されたことはありません。
新しい動画がアップされた時は、一緒に見ることもあります。
 
私の悩みはここからです。
 
動画を見終わった後、あるいは「ライブ行ってきたよ!」と報告した後にほぼ100%聞かれること。
 
「どうだった?」
 
どうだったって…難しい質問だな、と思ってしまうわけです。
 
そりゃ、私はM!LKに魅力を感じているから決して安くないチケットを買ってライブにも行きますし、動画が更新されたらすぐに見に行きます。生配信だってタイミングが合えばチェックしています。だって、私はみ!るきーずだから。
 
特にライブから帰ってきた後なんて、それはそれは気持ちが昂っているわけですから、1つ1つの演出やセトリに対して細かい分析・考察をした上で感想を生み出す…ということは難しいです。
 
「良かった…」と振り絞るのが精いっぱい。
 
分析や考察ができるようになるのは、帰ってきてから数時間後。夜中にPCの前に座り、自分が見たものを可能な限り文章に起こしています。
新規ファンなので“過去のライブでやった演出をセルフオマージュしてる!”“リリースから年数が経ったことで、表情の作り方・歌い方が変わってる!”などといったことには中々気付けません。それでも、自分が見たものを何とかして形に残そうと頑張っています。数年後に読み返すとすごく面白いです。
 
(長く現場に通っているグループだと“この演出○○くんが考えたっぽいよね”“ここソロパートだったのにユニゾンになってたね”などと気付けたりして、また違った楽しみ方があります。)
 
さて、先ほどの「どうだった?」という質問。
 
素直に「良かったよ」と答えても良いのですが、気にしいなオタク(私)はこう考えてしまいます。
 
「良かったよ」だけ言ったら、「それだけ?こいつ何にも考えてないじゃん、一歩引いた目線で推しを見れていない脳内お花畑オタクだ」って思われるんじゃないか…
 
ええ、考えすぎなのは分かります。
 
実際にそんなこと言われたことないし。めちゃくちゃ被害妄想。
 
かといって、「あの曲順はないわ」「ここのパートで音外しててさぁ」などと「わざとこき下ろすコメントをする」ということもできません。
 
セトリに納得がいかなくても、「まぁ、本人たちがこれで行こうってなったんだもんなぁ…次行った時にブラッシュアップされてることに期待したい」と思うタイプのオタクですし、
 
ライブは生モノなので音を外したり振り付けを間違えたりするところも含めて「ライブ」という空間だと思っています。あんまり目立つようだと流石に「え…」とは思いますが、「生歌でやってる」ということに嬉しくなります。
 
あと、演者さんが小道具を落とした時とか、歌詞を間違えた時にどうやって対応するのかを見るのも好きだったりします。だから、ライブ中のアクシデントやミスは度を超えない限り私の中で「貶す対象」ではないんですよね。
 
でも、何となく思うわけです。
 
無理やりにでも「ライブの中で良くなかったところ」を探して言わないと、お花畑って思われるかなぁ…冷静さを失った、全肯定の痛いオタクだって言われるかなぁ…
 
なので、私はnotみ!るきーずの前で「推しに対して手放しで沸く」「全力で褒める」ということができません。
むしろ推しのことを軽くイジったりして、「良いところだけを見てるわけじゃないんですよ~全肯定オタクじゃないですよ~」という謎のアピールをしています。笑
 
「M!LKのこういうところが好きなんだ!」みたいなプレゼンもしないです。
 
正直、ストレスが溜まります。笑
私の場合はtwitterやnoteという媒体があるのでそこで発散できていますが、それでもストレスは溜まります。
 
何が楽しくて本心でもないのに推しをイジらなきゃいけないんだい。
「私は一歩引いて見れてますよ、お花畑ファンじゃないですよ」という自分のつまらないアピールのために、わざと推しをイジってしまう。(身長とか、顔とか、グループ内での立ち位置のこととか)
そんな自分も嫌になります。
 
推しに対して「ちょっとそれはどうなんだい」と思うこともありますが、notみ!るきーずを前にすると「ちょっとそれはどうなんだい」と思っていないことも大袈裟に言ってしまいます。
(私自身、身長はあまり重要だとは思っていないし、吉田さんの顔はとっても可愛いと感じているし、運営からカリッカリになるまで干されていない限りは立ち位置もそこまで気にならないので…)
 
私はM!LKというグループ、吉田仁人さんというアイドルに対してプラスの気持ちを持っているので、自分なりに時間とお金を投じています。本当はnotみ!るきーずの前でも気にせずに沸きたいし、「吉田さん歌もダンスもめっちゃ上手いよ、ライブのパフォーマンスも圧巻だよ、演技も上手いよ!!!ワードセンスも面白いよ!!!!!!」と大声で宣伝したいです。
 
そのためには「自分を良く見せたい」という気持ちを今より薄くしないといけないんだろうなぁ。本当に考えすぎだなぁ、自分。やんなっちゃいます。
 
いつか、notみ!るきーずの前でも推しを見て大いに沸きたい。

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