見出し画像

#砂漠雑感063 戦後レジームからの脱却、道は険しいがまだ希望はある

27日の朝、サウジアラビアのダマン空港に到着。ちょうど、自民党総裁選投票のタイミングだったので、飛行機を降りてから、急いでネットを繋いでみた。なんと第1回目の投票で期待の高市女史が一位で決選投票へ。涙が出そうになる。しかしながら、悔しくも、決選投票で敗北と相成る。返す返すも残念だ。何がなんでも高市総理の誕生を阻止せよ、という指令を執行部が米国民主党とその背後にいる勢力から受けていたに違いない。また、親中勢力を通じた、中共からの介入もあったことだろう。それにしても、自民党という政党は、実は、我々が期待する本来の保守政党ではないということが白日の下にさらされた。日本の歴史と文化を守り、日本を強く豊かにするための保守政党ではなく、日本を弱体化させ、日本の歴史、文化、社会を破壊する外国勢力の番頭であったということだ。戦後レジームを守るための集団であったということになる。
第1回目の投票で自民党員の意思(また、投票権はないが、国民の圧倒的な指示を得ていた)は表明されたはずだが、国会議員の政治的駆け引きにより、高市政権によってパラダイムシフトが起こるよりはマシだとして、石破を総裁に担ぎ上げる苦汁の決断をしたわけだ。国民の声を純粋に聴き、何よりよりも、次の選挙を想定すれば、高市総裁を担いだ方がいいと考えるのが普通だ。しかし、それでも、石破を勝たせたという事実は、自民党の国会議員の一部が自滅への道を選んだという事になる。ある程度の落選はやむなしで自己責任。さしあたり自分と、自分周辺の仲間が当選すれば先ずはそれで良し。日本が、国民がどうなろうと知った事ではない。
高市政権ができれば、岸田に連なる政治家は全てパージ、政治生命を失うことが予想される。従って、政敵としては、それはそれで当然の決定だったのだろう。対立と分裂は、米国の民主党と共和党、韓国の与野党の対立にも酷似してきた。
それにしても、やはり「宗主国」の掟は厳しい。自民党の一部の健全な勢力により、党そのものの本質が戦後レジームの番頭であるにしても、高市女史をリーダーに据え、自ら変化することは不可能ではないと思われた。しかし、残念ながら、権力を握る邪悪な勢力、現在の執行部の反撃により、高市女史に賭けた改革派の試みは成就しなかった。80年に及ぶ、淀んだ澱は、岩の如く固くなり、そう簡単には破壊できないということか。正義が勝とは限らない。残念ながら、勝った方が正義となるのが実態だ。闇の奥から、岸田、菅らの高笑いが聞こえてきそうで不愉快だが、こうした一部の勢力が自民党を支配しているのが現実だ。とはいっても、彼らが自民党の全てではない。健全な勢力が高市女史の下に結集し、今回、大きな力を得て、第一回投票で1位になったことは快挙であった。
岸田政権の3年間で明らかになったのは、一部の邪悪な勢力が権力を握り、日本を破壊する方向に暴走することができる、という構造的な問題である。見識のある健全な自民党員が内部にいたとしても、それは組織内にいる限り、蟷螂之斧であり、組織決定に従うしかない。
ところで、石破政権の人事が徐々に明らかになってきたが、悪夢の岸田政権を引き継いだものになりそうだ。中国、北朝鮮、ロシア、米国民主党政権といった敵に囲まれ、戦後最大の危機に直面している日本。一部の邪悪な勢力により、日本が滅亡することだけは避けなければならない。しかし、これは4年前の米国大統領選も同じ構図であった。邪悪な勢力が痴呆老人を傀儡大統領に祭り上げ、トランプ大統領の再選を阻んだ。しかし、それから4年後、トランプ大統領が今、まさに復活しようとしている。
高市女史の再挑戦を切に願う次第である。
一部の支持者から、高石女史に対し、新党設立の声もあがっているが、そう簡単ではないだろう。政治のハード、ソフトの様々なインフラはそう簡単に移植できない。全てはゼロから始めるというのは、至難の業であり、やはり既存インフラを活用するのが近道と云えるのではないか。
この日は、やけ酒、と行きたかったが、ここはサウジで酒がない。
やけコーラで、ゲップを連発する始末となった。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?