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砂漠雑感#061 「保護領」戦後レジームからの脱却なるか

自民党総裁選まであと僅かとなった。一政党に過ぎない政党の総裁選に、これほどまでに注目度が集まるのは、日本が戦後最悪ともいえる危機に直面しており、現行制度並びに情勢においては、与党自民党の総裁がそのまま総理になるシステムだからである。
本来、戦勝国の恣意的な裁判である東京裁判終了後、日本として、独自に大東亜戦争を総括すれば、「A級戦犯」とは、首相の近衛、元朝日新聞記者で官房長官だった風見章や、その周辺に跋扈した尾崎、ゾルゲといった反日共産主義勢力、これと裏で通じていた海軍の永野修身や米内光政、山本五十六といった結論となったに違いない。しかし、吉田茂をはじめとする敗戦利得者集団は、大東亜戦争の大義を棄て、再軍備を自ら拒否し、米国のPROTECTORATE(保護領)となることを選択した。そして、「経済優先」を偽りの錦の御旗として、先人らのパージにより、棚ぼたで獲得した戦後利権を死守してきた。この、いわゆる戦後レジームを保守するための番頭が自民党であり(店のオーナーはUSA)、御用聞きが野党であったという訳だ。この戦後レジームに挑戦しようとした政治家や役人は、米国の諜報機関によって、政治的に、あるいは物理的に命を奪われてきた。直近では、米国民主党とその背後にいる勢力による、安倍総理の暗殺が記憶に新しいが、未だに裁判も始まらず、事件の詳細調査も実施しようとしない岸田政権は余りにも異常である。岸田総理が完全に米国の奴隷的番頭になっている。
憲政史上最悪の岸田総理と、これも宗主国アメリカでFDRと並び最悪の大統領であるバイデン痴呆老人大統領の史上最凶コンビの下で、米国による日本統治、戦後レジームの実態がついに、日本国民の前に、白日の下にさらされた訳である。
自民党総裁選は、米国大統領選と恐ろしい程に連動している。昨今、しつこいほどにメディアでの露出が増えている爆笑女カマラハリスが勝つのか(痴呆老人が昨今ほどんどメディアに登場しなくなったのはやや寂しさも残る。時々出てくる痴呆系ギャグはひとつの楽しみでもあった)、あるいは、トランプ大統領が見事に復活を図るのか。図らずも、自民党総裁選、新総理の選出が先になってしまうが、その答えはあと数日で明らかになる。
まともな人間であれば、高市総理、トランプ大統領の誕生を福音と考えるはずだ。しかし、戦後80年の宿弊を簡単に除去できるとは思わない。「彼らは」二人が国のトップになることを阻止しようとするはずだ。
それでもやはり、戦後80年を節目に、戦後レジームに挑戦する日本の女神の登場を願わずにはいられない。
満を持して、日本のサッチャーが登場し、高らかに「保護領」からの脱却、真の独立の号砲を鳴らすことを期待する以外ない。

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