ICU看護師の仕事内容について

ICUとは、事故や疾患などで重篤な状態に陥ってしまった患者さんを集中して看護する場所のことです。そんなICUで働く看護師にはいくつかの役割があります。

1つ目は、患者さんの状態管理です。ICUの看護師は、心電図やバイタルサインのモニターをはじめ、人工呼吸器の作動状態など、患者さんの看護に関わるすべての状態を管理するという役割があります。

2つ目は機器の管理です。ICUには、人工心肺装置や人工呼吸器、そして人工透析装置など高度な医療機器があります。これらの装置の操作は基本的には臨床工学技士が行いますが、緊急時には看護師が対応することもあります。

3つ目は、診察や治療の補助です。一般病棟と同様に、医師の診察や治療の際に補助を行います。緊急時には心臓マッサージや気管挿管などの処置を施す場合もあるようです。

4つ目は、家族に対する精神的なケアです。重篤な状態にある患者さんの家族の対応もICU看護師の仕事の1つです。病状を伝えるだけではなく、患者さんの家族の不安に寄り添い、メンタル面のケアをサポートします。

そして5つ目は患者さんの日常生活のサポートです。患者さんが安心して治療を行えるように、環境を整えてあげることも大切な仕事です。重症な患者さんが多い場所だからこそ、患者さんが安らげる環境を整えることはとても重要になるのです。

以上の5つがICUで働く看護師の役割です。命を左右する場所だからこそ、命を救ったという実感が湧きやすい現場でもあります。しかしその反面、死というものに立ち会うことも少なくないので、そうした心構えもとても大切です。ICUで働くことに興味をお持ちなら、こちら<http://icu-nurselife.com>も併せて読んでおくと今後の良い参考になるでしょう。