アメリカでの出産を振り返る - 1/2
2回目のアメリカ出産は、いろいろありつつも結構スムーズだったと思う。ベビーの1ヶ月検診も終わり、覚えているうちに出産のことを振り返っておきたいと思う。
出産予定日 4:00am 最初の変化を確認
うちの旦那は仕事柄朝が早い。毎朝4時すぎには家を出る。
4時頃、ふとトイレに起きた。おりものがうっすらピンクになっている。
ピンクか、、、赤ではなくてピンク。しかもかなりうっすらで、おしるしと呼ぶには微妙すぎる。今旦那に話したら、会社を休んでくれるかもしれない。しかし、取り越し苦労になる可能性もある。腰痛の件で前週は旦那に予定外の休みを取ってもらったりもしたし、一旦様子見た方がいいかな。ということで何も言わずに再眠。旦那は通常通り出勤して行った。
6:00am 起床
トイレに行ったところ、4時よりもはっきりしたおしるしを確認。
あー、ついに来たなぁ。という事で、旦那に連絡。すぐ帰るね!と朝イチで帰ってきてくれた。4時の時点で何も言わずに旦那を出勤させてしまったことを少し後悔。お手数をおかけしてしまった。
6:30am 子供たち起床
予定日に生まれると予想していた子供たち。下の子は、「赤ちゃん産まれたー??」と言いつつ起きてきた。
出血とまでは言わなかったが、今パパが家に向かっていて、ママを病院に連れて行く。というのと、ママが病院に行くことになったから、朝の学校への送りは〇〇さん(近所の知り合い)に頼んだ。というので、子供たちも何かを察した様子。
緊張しつつも素直にささっと朝ごはんと支度を済ませてくれて、いつもよりもスムーズな朝だった。
8:00am 不安ポイント① 病院到着
旦那が帰るのも時間がかかるかなと思ったが、幸い子供達を送ってくれる方と旦那がほぼ同時に家に到着。子供たちは学校に、私と旦那は病院に向かった。
今回の病院は事前のレジスターは不要で、何かあったらEmergencyにと言われていたのでEmergencyの受付に行く。前回の病院では事前にレジスターをしていたので、このシステムの違いに結構戸惑った。アメリカの病院と一口に言えども、全て同じシステムではないんだなぁと、至極当たり前のことを思ったりした。
Emergencyの受付では、担当のドクターの名前を伝えたらとてもスムーズに受け入れてもらえた。ここが最初の不安ポイントだったので一安心。
車内では最初の陣痛のようなものを感じた。
8:30am 入院
受付完了後、さっそくLDRに入る。前の病院のLDRよりも狭くてこじんまりした印象。赤ちゃんの処置をする台などを見ながら、ここで産むんだなぁとしみじみ。
入院着に着替えて、もろもろの説明を受ける。担当ナースのMariaさんはベテランという感じで安定感のある人だった。これまた一安心。
この時点で陣痛も数回感じていた。もしかしてと思い間隔を確認すると既に10分間隔になっていた。
9:00am 不安ポイント② 点滴
点滴を入れる。前回は点滴が痛すぎて、何度もナースに苦情を入れたがなかなかわかってもらえなかった。腕がパンパンに浮腫んで熱を帯び、明らかに普通じゃないのに特に対処してもらえず、身体的にも精神的にもしんどかったのだ。そのため点滴は、今回の出産の不安ポイントの1つだった。
しかし、今回の点滴はそこまで痛くなかった。Mariaさんはやはりベテランらしく、頼もしかった。
この時間には陣痛は6-7分間隔になり、痛みも増してくる。病院のドクターが見たところ子宮口は6センチ。
あれよあれよと入院から1時間で"今日には産まれる人"と言う感じになってきた。
11:30am 不安ポイント③ 麻酔開始
あっという間に陣痛は5分間隔になり、痛みも増してきた。痛みをスケールで聞かれることがあるが、あれは未だに答え方が難しい。
痛いは痛いけど自分評価でまだ4くらいかな?と思いつつも、産後の生活を考えると極力体力は消耗したくないので、麻酔を入れてほしいと依頼した。
麻酔の処置は本当に痛かった。このお産の中で一番声が出たのがこのポイントだったと思う。気が付けば旦那は部屋の外で待つよう指示されており、担当ナースのMariaさんは「肩の力を抜いてー」と言いながら私を強くHoldする。思わず日本語で「痛い!痛い!」と声が出た。
麻酔科医の先生は「It never happened なんちゃら~」を連呼。後半は何言っているかわからなかったが、”never happened”なんて、今聞きたくないフレーズ No1だわ!と思いつつ、痛みに耐える。
おそらくだが、背中に針を刺すがうまくいかなくて何回かトライしたのだと思う。Mariaさんにしがみついていなかったら耐えられなかった。麻酔がこんなに痛いとは、盲点だった。
処置後、全身にかけてもらった暖かいタオルが本当に暖かくて一気に身体の力が抜けた。
出産の振り返り2/2 に続く
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