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「何かほしい……」物欲迷子の息子

おはようございます。
GW、あっという間に終わってしまいましたね。
わが家はこのGWは家族で国内旅行に出かけていました。

わが家は旅行のたびに、きょうだいそれぞれ税抜き500円までなら好きなものを買っていいよと言っています。

極端に言えば、初日に駅のガチャガチャで使い果たしてもOKだし、帰宅途中新幹線を降りてターミナル駅の雑貨屋さんで好きなキャラクターグッズを買うもOKです。

小3の娘はほどよい時に、そこそこの土産物屋でうまく使うのですが、息子はいろんな商品を目の前に、自分が何がほしいのかが見えなくなり、「物欲迷子」になってしまうのです。

今回もキーホルダーやおもちゃを目の前に何度も「買いたい」「ほしい」と立ち尽くし、そのたびに「本当にそれでいいの?」と声をかけました。でも息子も自分が何がほしいのか分からなくなってモヤモヤしていました。

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思い出したのが私の高校時代の「Pコート事件」。
毎日学校に着ていくPコートが欲しいと言い続け、親とデパートへ。でもデパートに行くと他の商品に目移りして素敵なワンピースがほしくなったんです。親に「もうPコートいらない。やっぱりこっちがほしい」と訴え、ワンピースを買ってもらいました。

もちろん翌朝は「Pコートない~」と怒濤の後悔。
高校生の日常は制服一色。素敵なワンピースは着る機会もないままタンスの肥やしに……。

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目の前にたくさんある選択肢から、自分らしい選択をするというのは、自分とたくさん対話をする必要がある奥深い作業です。たくさんの失敗、そしてたまの成功を通じて、「自分はこういう選び方をすると失敗する」「こういう傾向のものが今の自分にはフィットする」「一度売り場を離れる頭がクリアになっていいみたいだ」などと自分のトリセツを把握するなど、自分への目線を練り上げていくしかないんですよね。

かつてはガチャガチャが大好きだった娘も、いつの頃からか「同じ300円なら自分が確実にほしいものを手に入れたいから、ガチャガチャはもうしない」と自分らしさに向けて舵を切りました。もちろん「300円でドキドキを買うのが自分らしい」でもOKなのですが「満足できないモヤモヤの正体を突き詰めること」が1つの成長なんだろうなと思っています。

そんな訳で、絶賛物欲迷子中でモヤモヤしている息子に「がんばれ!」と念を送り続けた旅行でした。

お読みいただきありがとうございました!

うめ

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