葬儀屋さん~長女のミッション⑤(母を笑顔で見送る)~
(89歳の母が亡くなったシリーズで書いています)
葬儀屋さんとの対峙の仕方について。
①自分で葬儀屋を選ぶ。
病院等でも紹介されるけど、
○断って自分の選んだ業者を呼んで良い
○まずは搬送と故人の一時的な預かりのみ依頼、途中で葬儀屋を変えることも可能
そのためには日頃から良い葬儀屋の情報をもっておくことが大切。
葬儀をした人に聴いておこう。
②葬儀屋には自分の価値観をハッキリ示す
悪意はなくても、色々勧めてくる。
「自分はシンプルな式を心を込めてやりたい。無駄遣いはしたくない」
この意思表示をすれば、良心的な業者は理解してくれる。
③必要なのか?気持ちの問題なのか?
これは価値観によるので、気持ちとお財布に従えばよい。
例1.豪華骨壺
例えば骨壺をお墓に入れる地域は意味があるかも知れない。
しかし、お骨を土に返す地域なら骨壺は短期間の入れ物だ。しかも上から布をかけるから見ることも少ない。
10万円の骨壺の意味あるかな?
例2 棺桶にかける豪華帯
これも一時的なもの。いる?
例3 装花(会場の装飾用)
最近は、花の相場上がっている。ひとつグレードあげると何十万と違う。
供花が見込まれる時はそれも飾るのでシンプルな装花でも見劣りはしない。
ここを節約すると大きい。
「この部屋に、このグレードの花では少し寂しいですよ」
と言われても大丈夫。
供花もあるし、例えば思い出の品や写真をディスプレイするコーナー
を作ればその方が素敵。
例4 仕出し
通夜振る舞いにそんなに量がいるか?
年よりが多い席で、上位グレードでご馳走いっぱいの
仕出しが喜ばれるか?
大切な人を見送るのに、ケチケチするのは抵抗がある。
しかし、その何十万円を使って故人が喜ぶかを
よく考えてみたい。
おすすめは葬儀屋との打ち合わせ時に、
家族以外の信頼できる友人(客観的かつ冷静である)、
何度も経験してる人に同席してもらうこと。
私の場合、前夫の時は仲良しの後輩が同席してくれた。
「先輩! こんな豪華なお弁当いる? 来るの年より中心やったら
下のグレードで十分や」
「あ 通夜振る舞い? 平日の夜なので要りません」
彼女が勝手に返事してくれて、本当に助かった。