20240820
鳥の声で
目が覚めて
時計の針を たしかめる
窓の外は まだ暗く
もう一度
寝ようと 思うくらい
それでも
庭に 出てみると
朝顔の鉢
いくつも 蕾が 開きかけていて
その姿を
しばらく 眺める ことにする
日中
人と会う 約束を
一日早く 間違えて しまうも
結果的には それで よかった
もう 席も 作られていて
もう あの人も 待っていて
二人 ゆっくり 話ができた
また 会えば
そうなることは
わかってたけど
ハンカチが 一枚 あれば
十分だった
また 明日 来るからね
と言いそびれ
水色に 白のストライプ
山に入ると
あいかわらず
いろいろなものが 目に入る
太陽の下 青く光る
黒い 大きな蝶を 一羽と
精巧に 編みあげられた
大きな 蜘蛛の巣を いくつか
夜の空は 雲がちで
月は なかなか 見えなくて
諦めて 布団に 入ると
天井に 電球が
いつもより
やけに 透きとおって 見えた
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