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作品の「文脈」をつくる

よく「どうやってネタ探しをしていますか?」という類の質問をいただくんですけれど、僕はこれまで小説のモチーフに困ったことがありません。

作家デビューしてからというもの、書きたいモチーフは常に複数あって。その中から、担当編集者と相談したり、その時々で書きたいものを選んでいくというのが今までの僕の書き方でした。そういうモチーフの選び方をしているせいか、ジャンル的にもこれまで書いてきたものはバラバラですし、今後もあえて統一しようとは思っていないんです。

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