神仏は尊し神仏に恃まず(宮本武蔵)ー神仏は人間の願いごとなど決して叶えない

この度は掲題の件についての雑記になります。
最近とにかく書きたい欲が収まらず。雑記にて消化させて頂く運びとなりました。
ご査収のほどよろしくお願いします。


さて、好きなマンガの言葉にこのようなものがあります。「神は決して人間の願いごとなど叶えない。」これは、死別した人間を希求する人に向けられた言葉ですが、そのような「自身で叶えられないこと」これをどう解決するか。それが信仰というもののテーマとして長らくあったのではないかと、私は思うわけでありますが。
その回答として宮本武蔵は、「神仏は尊し、神仏に恃(たの)まず」と述べたわけです。
宮本武蔵は、五輪書の作者で、有名な巌流島の決闘では老翁佐々木小次郎を倒したと、吉川英治さんがその過程も含めて記したことで有名です(武蔵坊 兎角支度に 手間が取れ(川柳 作者不明))
人が神様に祈るときは大抵身勝手で、内容もころころ変わります。賽銭箱に銭をいれ、手を合わせて身勝手にあーだこーだと祈ります。そして、目を開けて叶うのかと迷う中で、聳える銅像や稲荷像にどきりとするわけです。
この時、人は悟るのではないでしょうか。
「神仏は人間の願いごとなど叶えない」と。

幸運や巡り合わせには期待しながら、自己の努力は怠るべきではない。起こりうることのみ世に残る。

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