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選ぶのなら国産を ~鮭のおきて~

鮭の概要

 まず鮭はどのような魚なのかについて簡単に説明していきます。

 鮭は回遊魚です。

 始めは川で生まれ、やがて海へ出て大きく成長します。

 2年~6年(平均4年)でおとなになると産卵のために再び生まれた川に戻ってくる魚です。

 回遊ルートとしては主な産地である北海道や東北地方の川から餌の豊富な太平洋に出て、数千キロ離れたベーリング海・アラスカ湾まで回遊し、もとの川に戻ってきます。

鮭の回遊ルート
国土交通省 帯広開発建築部HPより

 鮭の身が赤くなるのは餌として赤い色素を持つ海洋微生物を食べるからです。(分類としては白身魚に分類されます。)

 以上が鮭の説明になります。

 では、本題にいきましょう。

養殖物には注意を

 鮭は長い期間回遊するにあたり必ず寄生虫が発生します。

 なので天然物であれば絶対に生で食べることができません。

 ですからこうした魚は酢に漬けたり、一定時間加熱あるいは冷凍をして殺菌するなどの処理を施してから食べるのが鉄則になります。

 しかし今では養殖の技術が発達し、鮭はサーモンという形で回転寿しなどで生で食べられるようになりました。

サーモンのお寿司

 つまり養殖によって寄生虫がつかなくなったというわけです。

 確かに寄生虫を発生させず、鮭を生で食べられるようになったのは素晴らしいことですが、養殖されたものにも問題があります。

 まず鮭の養殖で知られるのはノルウェー、チリ、アメリカ、カナダ、ニュージーランドなどがあります。

 その中で特に注意してもらいたいところがノルウェー産チリ産です。

 ノルウェー産はダイオキシン(プラスチックなどを燃やしたときに出る化学物質)はもちろん水銀や鉛といった重金属類を含んだ養殖魚が多いのが特徴です。

 チリ産は海水温からして鮭が生育するには不適切な環境であり、病気が発生しやすいため、チリで養殖する場合は様々な抗生物質や抗菌剤が餌に混ぜられています。

 チリ産の鮭が特に赤いのはカロテノイドという栄養素の一種であるアスタキサンチンを人工的に作って餌に混ぜるからだそうです。

 餌には他にも安価なショートニングが使われているとか…


 皆さんはこの事実を知った上でこれからどう行動していきますか?

 天然物は天然物で回遊するので、回遊中にそれなりの重金属が体内にたまるのも確かです。

 ですが私としては少し値段が高くても日本でとれた天然物を食べます。

 そうする理由は日本の質の高いものにお金を出すことによって日本にお金が回り、漁業で日本を支えてくださっている方にお金という形で感謝を伝えることができるからです。

 日本人であるからには日本で採れた美味しいものをいただきたいです。

 ちなみに私はこの鮭フレークが大好きです。

愛用の無添加鮭フレーク

      今回は以上になります。

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