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野ションの方がマシ in キルギス

こんにちは、ブロジジョンです。
キルギスにいます。




これ、サリチェリクへ旅行に行った時の話。

トイレで散々な目にあいました。。。
お金はいらないんで、まあ、同情だけでもしてやってください。


☆一つ目の最悪トイレ☆

要約:臭いトイレに閉じ込められました

サリチェリク旅行で泊ったコテージのトイレがぼっとん便所だったんですよ。その臭いのすさまじいこと、汚いこと。トイレの外まで臭ってました。これってすんごい恐ろしいことですよ。だって、トイレの外からでも十分に臭いのに、そのトイレの中に入らないと用を足せないんだもの。
毎回服の袖で鼻を覆いながらトイレに入っていました。
そりゃあもう、なるべく呼吸を最小限に抑えるために、必死でした。
毎尿意が戦争、全力。

3日目の朝。
帰りの車に乗る前にトイレ行っとこ~だなんてとんだのんきなアホ屋さんの私は、コテージの臭いトイレに入り、鍵を閉めました。
おしっこをして、出ようとしたんです。

鍵、固っっっっっった!!!!!!!!!

やっべえ!って思った時にはもう遅く。どうにか鍵をひねろうとするも、つまみの部分がちぃせ~の。力が全く入らない!!!!!いつもだったら普通に開いたのに!?!?!?!?!?
あああああああああ~~~~~くさいよ~~~~~~~~泣泣泣だあああああぅうううああああ!!!!

そうも言ってられず。


ブロジジョンの脳髄 < 両手で鍵をまわさないと出られない!!!!!!


鼻を覆っていた腕を外しました。

ダイレクトに鼻に入るおぞましいほどの悪臭。
両手で回しても尚びくともしない鍵。
このまま臭いトイレで白骨死体になるのではないかという恐怖。
臭い。
ぼっとん便所にたかる虫。
なるべく呼吸をしたくないのに、焦りに素直なこの身体はなりふり構わず息を吸う。
臭い。不安。焦り。
ぼっとん便所の白骨死体(推定20代女性)。

必死に鍵をガチャガチャやっていると、トイレ待ちをしていたおばさま方が異変に気付いてくれて、ドアノブをガチャガチャしてくれました!!!!

だが、扉の外側ではおばさま方も無力!!!!

日本人の友達メサイアも駆けつけてくれて、


友達メサイア < 小銭どこに入ってる?!?!(ブロジジョンはトイレの外にリュックを置いておいた)

ブロジジョン < 赤いくて!!!!ちいさいポケットに入ってる!!!ダサいがま口の中!!!!!!!!


全力で大きな声で返事をしました。
必然的にたくさん息を吸ってます。パニックなんです。

ガイドさんが鍵を開けるためのスプーンを取りに走り出しました。

あの瞬間は、世界で一番間抜けな人間だったでしょう。私。
全力半泣きで、臭いトイレから「タスケテ~!!」と片言なロシア語を連呼する日本人。
回らない鍵をひねってはドアノブを無力にガチャガチャすることしかできない、無機物に心を完全に乱された人間。(いや、臭いの元であるうんこは有機物か。。。)

そして、どうにか、友達メサイアが外側からコインを使って鍵を開けてくれました!!!!!!


シャバの空気~~~~~~~~~~~!!!!!!(喜びを全身で表現する動き


おばさま方と、救世主と、ちょうど扉が開いたタイミングでスプーンを持ってきたガイドさんにめちゃくちゃ感謝し、すぐさま手を洗いに行きました。

隣のトイレに入っていたおじさんに、「全部聞こえてたよ笑。出れてよかったね」と言われました。ほんとによかったね~!


正直、鍵を開けるのに必死になりすぎて、途中から臭さを忘れてました。
いつかのクレイジージャーニーで見た、「臭いにはじき慣れる」という言葉を思い出しました。



☆二つ目の最悪トイレ☆

要約:信じられないくらいに臭いトイレに入った

3日目の帰りに寄った、トンネルを出たところにあるトイレ。
当たり前にぼっとん便所。10ソム。

コテージのトイレとは段違いの臭さ。
本当に段違い。すごい。ヤバい。マジで、文字では伝わらない、リアル(現実的)な地獄がそこにありました。
外で待っている段階ですでに臭すぎる。
少しでも気を抜いたら胃の内容物が上がってきてしまうほどの悪臭。

けれど、いつトイレに行けるのかわからない異国の田舎車移動かつ、膀胱の調節が下手な私は、このトイレをパスするという選択がなかったのだ。

とりあえず、食べ物が入っているカバンをこの悪臭トイレに入れる気にはどうしてもなれなかったので、走って車内に荷物を置きに行きました。

出てくる人がみな揃ってげっそりしながら臭い、最悪、悪夢と口々に言う様を見ながら、怯えて自分の番を待つ。
最短で用を足しておぞましいトイレから逃げ出せれるように、予めベルトを外し、ズボンのボタンもチャックも開けておきました。
とんでもない悪臭を前にして、そんなプライドだなんてちっぽけだ。逃げるのが、先だ。

私の番が回ってきた。

トイレの建物に一足入ればもう。。!!!
飛ぶ虫!!えげつない臭い!!!汚!!!
3つトイレが並んでおり、どいつもこいつも鍵が壊れてるのか、おばさんの生尻が見える。これが現実か、と思いながら、ギリギリのところで冷静を保ちながら素早く手前の個室に入り、鍵をかけるのも適当に、早くこの地獄から出たいがために直ぐにズボンを脱ぐ。
下を見れば、蓄積に蓄積を重ねた歴代うんこやしっこが見える。私の網膜が咽び泣きました。え〜ん!

パンツを引き上げ!ズボンを引き上げながらトイレを出る!!!早く!早く!、、韋駄天のごとく走れ!!!!!

生存本能  〈  ズボンのボタンやチャック、ベルトだなんてのはトイレを出てからいくらでも時間をかけて掛けるなり締めるなりすればいいさ!!!!まずは!!!!!!この激悪臭トイレから逃げ出すことが第一だ!!!笑えよ!笑うなら!!!安全な場所にいるから笑えるんだぜ?!?!?!けどさあ!俺は笑わねえよ!?!?!お前がいくら情けない格好だったとしてもさ!!!!!(ブロジジョンは貴方の手を引き抱き寄せる)(貴方はブロジジョンの包容力に思わずキュンとする)

生きてトイレから出られました。
途中で吐かなくてよかったです。

車へ戻ると、車内がトイレ臭かったです。
トイレに行った人の靴や髪に臭いが着いたのでしょう。最悪でした。

ジャケットの袖を嗅いでみたら、あの悪臭がしました。
うんこの臭いって、うんこの微粒子が空気中を漂ってるからそれが臭うのだという話を、どこかで聞いたことがあります。
私はうんこを纏っていたのですか?何も悪いことをしていないのに???




まとめ:野ションの方がマシ

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