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ブルーの楽園

夏休み、4泊5日の予定で、初めて宮古島に旅行に行った。


とある場所で、宮古島には、宮古ブルーと呼ばれる美しい海があることを知った。

宮古島に行ってみたい。

そして、その海の上に広がる夕空を見られたらどんなに幸せなことだろうと思い、宮古島のことを調べ始めたのは1年前。
地図で位置を確認すると、…結構、遠い…
やっぱり無理かなぁ、と思ったけれど。


本気で叶えたいことは、心に強く思い口に出すことで、現実を変えていける


そのことをカウンセリングを通して知った私は
昨年秋ごろ、思い切って宮古島に行きたいと
家族に相談してみた。

そうして、この夏、本当に夢が実現した。(夢みたいだった)


前置きが長くなりましたが。
夢のような景色に出会えた旅行記、書いていきます。よろしければ、おつき合いください。



《1日目》
・羽田空港→下地島空港 

3時間のフライトは長いと思って、予め持参した単行本やルービックキューブで時間を潰しながら
途中少し仮眠をとる。
ウトウトしていると、着陸の準備を始めますとの機内アナウンスが流れた。宮古島に近づいているのかなと窓から見下ろすと、明らかに海の色が違う。
少しずつ高度を下げている機体とは逆に、私の
テンションは上がり、期待も膨らむ。

宮古ブルーの海
youtubeや旅行雑誌で予習はしていたけれど。
実際目にすると、本当に綺麗なブルーで息をのむ美しさ。


空港ではシーサーがお出迎え


空港からタクシーでホテルに向かいチェックイン。その後、夕食をとり、夕陽を見に行く。

夕陽を見に行く途中、道端に南国ならではの植物をたくさん見つけた。

ブーゲンビリア
プルメリア
パパイヤ
トックリヤシ

いろんな珍しい植物に足をとめて写真を撮っていたら、もうすぐ日が落ちそう。急がないと。


・渡口の浜

この道の先に…
ドキドキする時間
夕陽が山の影で見えなくなった瞬間 この雰囲気が好きだ
濃くなっていく青色の海
夕陽色した夏の雲の上には優しい水色の空
砂浜で透明なカニを発見
打ち寄せてはひいていく波
まるで…

宮古島での初の夕空。嬉しくて、胸がいっぱいになった。とても綺麗で、ずうっと見ていられた。

ホテルへの帰り道、オレンジ色に輝いていた空は
青から群青色へ
好きなブルー


《2日目》

朝、綺麗な満月を見る
朝焼けの空も見逃せない
気持ちのいいスタートが切れた


朝食後、お部屋でゆっくり過ごしたあとは
気になっていたサタパンビン(サーターアンダギー)のお店へ。

・なかゆくい商店のサタパンビン

たくさんのお客さんが並んでいた
アイスつき(チョコとバニラ)
サタパンビンは紅芋を使用していて、紫色が鮮やか
ほのかに温かいサタパンビンと、冷たいアイスの組み合わせが、たまらなく美味しい


午後は…

・インギャーマリンガーデン

宮古島に来てやりたかったことのひとつが、
シュノーケリング。
インギャーマリンガーデンは、入り江でプールのようになっていて、初心者でも比較的安全に遊べる。
透明度が高いから、大小様々な熱帯魚が見られて、感動した。

初シュノーケリング


展望台があるので、登ってみた。

宮古牛のモニュメントがある
展望台から見たインギャーマリンガーデン
エメラルドグリーンの美しい海
たくさんのサンゴ礁

インギャーマリンガーデンでシュノーケリングを楽しんだ後、夕食をとり、また夕陽を見にいく。


・佐和田の浜

神々しい
パノラマモードで広範囲を撮ってみた

目の前には海と空しかない。
空を見ながら感動の嵐。素敵すぎて、何度も何度も綺麗と呟いてしまう。


《3日目》

朝焼け空とお月様


・佐良浜漁港で釣り

主人と息子から、釣りをしたいとリクエストが
あったので、今日の午前中は釣り(事前に予約)

地元の方の指導のもと、いざ釣り開始
最初のヒットは息子(魚はヤシャベラ)
私も釣れた!お魚はクラカオスズメダイ
2匹目(トゲチョウチョウウオ)

最初は気乗りしてなかったけど、やっぱり釣れると楽しい。楽しめて良かった。


・おーばんまい食堂

釣りをした所のすぐ近くにある。漁港でとれた新鮮なカツオやマグロなど魚介を使った海鮮丼が美味しい食堂。
観光客のみならず、地元の方にも愛されているお店。

とっても美味しかった


前日(滞在2日目)の夜、今後の予定しているスケジュールを見ながら天気予報を確認していると、数日後になんと雨のマークが出現。
テレビで確認すると、台風が来ているとの情報が!予定を組み立てなおさなければ。

考えた結果、お天気が晴れのうちに、綺麗な海を見ておきたいと思い、今日の午後はとにかくいろんな場所の海、雑誌で見た行くべきおすすめの場所をはしごしたいとお願いした。 

さあ、綺麗な海を見に行こう。


・通り池

国の天然記念物に指定されている。海の近くにあるこの池は、海中で海と繋がっていて、潮の満ち引きなどで起こる水深、水温などで、青や紺、緑色など変化する。

緑っぽく見える青色がとても綺麗


・パイナガマビーチ

比較的市街地にあるビーチ。


・与那覇前浜

東洋一美しいと言われているビーチ。
深いエメラルドグリーン。実際に見た海はもっと綺麗に見える。
この写真では伝えられていないのが悔しい。


・来間大橋 展望台から

宮古島と来間島を結ぶ橋。

来間大橋 


だんだん雲行きが怪しくなってきた。
安全運転をしつつ、気持ちは急ぐ。
まもる君が見てるから。
※まもる君とは、宮古列島の道路などに設置されている警察官型の人形のこと。島内に20基設置されている。

ここにも
あそこにも


・東平安名崎

宮古島の最東端にある。

巨岩がたくさんある
明和の大津波(1771年)によって打ち上ったものだと言われており、津波岩と呼ばれている
とうとう雨が降ってきた
諦めて駐車場方面へ帰りはじめた時、雨が上がり
後ろを振り返ったら虹が出ていた


まだ行きたい場所はあるけれど…もう夕方。
一旦ホテルに戻り夕食をとる。
明日から台風の影響で雨の予報。これから大気の状態もどんどん悪くなる。

滞在中、もう最後かもしれない夕陽を見に行く。


・宮古サンセットビーチ(トゥリバービーチ)

雲が不安定な空を象徴している
海が空の様子を写している鏡みたい
伊良部大橋と夕空
大気の状態が不安定な時ほど
怪しい雲と、優しい青の空というアンバランスさを生み
ドラマチックな雰囲気になる
カメラを右に向けると、怪しい雲が
右の方、雨が降っているのが分かる
もっと右はこうなっている
雨雲はどんどん左に流れている

この後、本格的に雨が降ってきた。
1枚目の夕空が見れたのは、奇跡かもしれない。


《4日目》

夜中ずっと雨が降っていたのに、朝に雨は上がり、
奇跡的に朝焼けが見れた


朝食後、雨風の状況に注意しながら出掛ける。


・島尻マングローブ林

宮古島市指定の天然記念物。
マングローブって外国にしかないイメージだったから、行ってみた。

遊歩道が整備されており、マングローブ林を散策できる
アマゾン川みたい
ハゼがいた

 

・ハリーズ  シュリンプ  トラック

ガーリックシュリンプが美味しいと評判のお店でランチ。

黄色いバスが可愛い
ガーリックシュリンプ、美味しかった


・ユートピアファーム宮古島

園内にはマンゴー、パインアップル等のトロピカルフルーツや、ハイビスカス、ブーゲンビリア等が咲き乱れているのを間近で見ることができる見学コースがある。
併設のフルーツパーラーでは、宮古島産のフルーツを使用したスイーツがいただける。

ハイビスカスがお出迎え
マンゴーがとても芳醇
今まで食べたマンゴーの中で一番美味しかった


お花の中に隠れてる
ハイビスカス
この色合いに一目惚れ


《5日目》

本来なら今日が帰る日だったが、台風直撃により、延泊せざるを得なくなった。だけど、もう少し宮古島で楽しめる時間ができたということ。
(もちろん、天候状況を見ながら)
ある意味、台風が来てくれて良かったと思った。(お金は追加でかかってしまったけれど…)

10時にホテルをチェックアウトし、別のホテルへ移動。移動先のホテルの方が天候を考慮し、特別に、すぐチェックインさせてもらえた。

雨風がひどくなってきた。こうなると外には出られない。ホテルでゆっくり過ごすしかない。
予め食料は調達しておいた。テレビで台風の進路を見ながら、逸れてほしいと願った。

夜中も雨風がすごくて、明日はどうなるのだろうかと思いながら、一晩過ごした。


《6日目》

奇跡の朝焼け
奇跡を連発する私に「そんなに奇跡って起こらないでしょう」と冷静に言われた。
でも、私は宮古島の神様が見せてくれたんだと信じている


・インギャーマリンガーデン 2回目

夜中の雨風が嘘のように、朝から晴れていた。
他のビーチは海に面しているから危険だけど、
インギャーなら比較的安心して遊べるかもしれないと考えた観光客は、多かったように思う。
8時半くらいから遊び始めた時は1,2家族くらいだったのが、どんどん増えて、天然のプールは人で
いっぱいになった。

ヤドカリがあちこちにたくさん
近づくと動かなくなる
主人と息子2人でシュノーケリング
私は今日は泳がず、監視係に徹した


だいぶ天気が回復してきた。
けれど、油断はできない。


・古謝そば

宮古そばのお店。ここも行列ができる人気店。

宮古そば
昆布とカツオ、豚骨を煮込んで丁寧に作られたそばつゆは醤油ベースであっさりしているのに味わい深い
丸い麺、三枚肉と平かまぼこが宮古そばの特徴


・小さな幸せサクリ バスクチーズケーキ

よく見ていたyoutuberさんがおすすめしていたお店。
バスクチーズケーキは冷凍されているので、アイスみたいに食べられる。コクがあるのに、美味しくてあっという間になくなった。

近くのカママ嶺公園でチーズケーキを食べた


・砂山ビーチ

その名の通り、砂の山を登って下ったところにある。

砂に足をとられながら歩く
このアーチ状の岩は
波の侵食によってできたもの
立ち入りできないように、柵がしてある


台風がきてしまったから行けなかったけれど、
海亀が見れる海岸にシュノーケリングに行く予定だった。
まさか、砂山ビーチで、亀さんが見られるとは。
これも奇跡 と言ったら、またママが奇跡だって言ってると言われるから、やめた。

誰かが作っていた
すごく上手
宮古島からのプレゼント



夕食後…

・ヤシガニを探しに

保良泉(ぼらがー)ビーチ近くの森林へ

息子がしきりにヤシガニを探しに行きたいと言う。(初日から)
探検が好きな息子。絶対行きたい様子。
ヤシガニは夜行性。アダンの木の近くにいるという。

ヤシガニ
迫力が凄い…
アダンの木
パイナップルみたい


主人がヤシガニがいそうな場所を調べ、行くことに…。
雨風強いのに?本当に行くの?
私はとても嫌だった。夜に、森みたいなところに、それも雨風強い中行くなんて…。蛇とか突然出てきたりしたら…と考えたら、怖すぎる。
でも、1人ホテルに残るのも2人が心配だから、渋々ついて行くことに。

何か出てきそう…
遠くに光るものは灯台

道の両脇は木々が生い茂り、街灯もないからほとんど見えない。各自持っている懐中電灯やスマホの灯りだけか頼りだ。

いきなり鳥が鳴き出す。

「怖い、もう無理だよ、いないよ!」
と何度も言うのに、2人はぐんぐん進む。
恥ずかしいけど、本当に怖くて泣いた。

そして…結局、ヤシガニは見つからなかった。

車での帰り道、「女性を怖い目に合わせちゃだめだよ!」と、(今後のために) 息子に言った。
「怖くなかったの?」と聞いたら、「スリルがあって楽しかった!」とけろっとしていた。
男の子ってやっぱり、冒険とかスリルがあるものが好きなんだと、宮古島最後の夜に思った。

《7日目》
最終日

お土産にウミガメのぬいぐるみを買って喜ぶ息子
戻らなければ
お家に
現実に
東京の夜景
うまく撮れず、ぼやけてしまった


台風がきてしまって、6泊7日になった宮古島の
旅行。
長いなんて思わないくらい充実していた。
いろんな縁がめぐり逢い、出会えた宮古島。

最高の出会いだった。


2024.8.5   追記
コングラボード、いただきました。





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