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新NISA(資産運用)をはじめようと思う#7-投資信託その5(インデックス?アクティブ?比較)

インデックスファンドとアクティブファンドについては前回前々回で整理ができた。

今回はその両者を比較していきたい。
単純に比較するのではなく、自分に合っているのはどちらなのか?どういう視点で選べばいいのか?ということを理解することを目指したい。


リターンとリスクの大きさの違い

まず両者の大きな違いは、
インデックスファンドは指数に連動することを目指しており、
アクティブファンドは指数を超えることを目指している、
狙うリターンの大きさが違う、ということだ。
それはつまり負うリスクの大きさが違う、と言い換えることもできる。

どちらを選ぶか?
もちろんリターンは大きければ大きいほどいい。
でも投資は大きなリターンを目指せばリスクも大きくなるものだ。
リターンとリスク、どちらを基準に選択をするのか?
それは個々人によって違うのだけれども、一つの考え方として、そこに投資する資金の性質、というものが絡んでくると思う。

例えば、毎月のお小遣いの中から投資資金を出す場合、仮にその資金が少し目減りしてしまったとしても将来の生活にはあまり影響はないはずだ。
そのような性質のお金を資金として使うのであれば、多少のリスクを負ってでも大きなリターンを狙うのはいいかもしれない。

逆に、将来のための毎月の貯金から資金を捻出する場合、そのお金は将来のために目減りさせたくない。そのような性質のお金を資金とする場合はなるべくリスクを抑えた投資をするべきなのかな、と思う。

こんな感じで資金の性質によってリスクを抑えるのか、リターンを狙うのか、どちらに軸を置くのかが変わってくると思う。

コストの違い

次に考えたいのが、コストについて。
投資信託では様々なコストがかかる。運用会社が投資先など具体的な運用プランを策定して指示するわけだから、当然コストはかかる。
実はこのコストについても、インデックスファンドとアクティブファンドでは違いがある。

結論から言うとインデックスファンドのほうが比較的コストが低い。
なぜなら、それは運用の違いがあるからだ。

インデックスファンドは指数に連動することを目指しているため、基本的にはその指数に沿った投資を行うことになる。
日経平均を指数とするのなら、日経平均225銘柄の平均になるような投資を行う。
それはある程度機械的に投資を行うことができるためコストが低くて済む。

逆にアクティブファンドの場合は、指数を上回ることを目指すため、投資先を慎重に検討しなければならない。そのためには様々な情報を集めて分析し検討する必要があるわけなので、当然コストも高くなる。もちろんうまくいけばそのコストを上回る大きなリターンを得られるのだけれども、うまくいかなければその高いコストが足枷になるだろう。

このようにコストという観点でも自分がどこまで許容できるのかによって判断基準になると思う。

情報量の違い

次に、将来の見通しの立てやすさ、今現在の状況の把握しやすさ、といった情報の理解のしやすさ、といった観点での比較をしてみる。

インデックスファンドは指数に連動するため、その指数さえ知っていれば情報の整理は容易い。特に日経平均など株価指数との連動商品であれば、普段の何気ないニュースの中でも情報を得ることができるから理解もしやすいと思う。

それに比べてアクティブファンドのほうは個人で情報を集めて分析するスキルが必要になるんじゃないか、と思ってる。

そういった意味では初心者に優しいのはインデックスファンドのほうなのかな、色々情報を分析できる人にとってはアクティブファンドもしっかり運用できるのかな、と思う。

投資期間の違い

インデックスファンドとアクティブファンドではその運用期間にも違いがあるのかなと思う。(これ完全に個人的見解)
インデックスファンドは指数連動、例えば日経平均なら225銘柄の平均値を取るものだ。そして平均を取るための基本とるために必要な要素は2つある。

1つは様々な銘柄に平均的に投資すること。
投資先の分散だ。
投資先を分散することで、好調な企業、下降気味な企業、そのどちらかに偏ることなく平均を守ることができる。

次に長期で投資すること。
日経平均をみても時期によって大きく上下するのが分かると思う。
安い時に買って高い時に売ることができればいいけど、高い時に買って安い時に売らざる得なくなってしまったら残念だ。
そういったタイミング毎の上下にあまり左右されないためには長期にわたって平均的に投資を行うことが必要になる。
そうすれば最終的には平均をとることができる。

例えば(あまり適した例えではないかもしれないけど笑)、6面のサイコロを振って1が出る確率は1/6だ。でも実際には10回振っても1回も出ないこともあるし、3回以上出ることもある。逆に10,000回振ったらだいぶ1/6という確率に近くなるんじゃないだろうか。
試行回数が少ないほどブレ幅が大きくなり、試行回数が多いほどがブレ幅が小さくなるというのが理だからだ。

これを投資に置き換えてみると、できるだけ長期で何回も投資を積み重ねたほうが理論値(目指す指数)に近くなる、ということだ。

つまりインデックスファンドでの投資で安定させるには長期での運用が適している、というとだ。

では逆にアクティブファンドはどうだろう?
アクティブファンドはそのタイミング毎の情勢を分析して運用を行う。
だからブレ幅(リスク)が大きくなりがちなのではないかな、と思う。
つまり、ここぞ!というタイミングで投資して利益を確保することを狙うのに向いているのかなーと個人的には思った。

このように自分がどのような期間をかけて投資を行うのか、によっても適しているファンドの種類がかわるんじゃないかなって思う。

自分に合っているのはどっち

といった感じで今回は投資信託のインデックスファンドとアクティブファンドの違いについて、それらの違いが意味するものは?という観点で整理をしてみた。

ここまで整理した中で、自分に合った投資の種類はなんだろうか?というのが見えてきた気がする。
俺は10年くらいのスパンでの投資を今は想定している。
そして資金を性質としては、完全な過剰金ではなく将来のために貯金する代わりに投資にまわす、プラスでお小遣いを節約して資金を増額することを考えている。

ということを考えると、スパンは長期というほどではない中期、負えるリスクはあまり高くない、堅実な投資を行いたい、という感じだ。
また、今更こんなことをあらためて勉強しているくらいだから金融リテラシーも低く情報の取捨選択もキチンとできる自身はない。

そうなると、インデックスファンドとアクティブファンドのどちらが適しているのか、といえばインデックスファンドになるだろうな、っていうのが見えてきた。

ここまで遠回りしながら知識を少しづつ積み重ねて整理してきたのだけれど、やっと何かひとつ、活かせる知識になってきたのかなって実感が湧いてきた。

こんな感じで次回以降、投資を行うまでの試行錯誤をしていこうと思う。

ちりーん🎵金融リテラシーレベルが上がった
LV6

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