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孤独をたのしむ暮らし#5

ひとり暮らしはたのしい/今の時代の幸せとは

ひとり暮らしって、なんでもひとりで楽しめるんですね。好きなことを好きなときに、好きなだけ。もう自分勝手にやりたい放題です。
60代からのひとり暮らしって、寂しそうなイメージがあるかもしれません。みんなひとりぼっちになることに、とても不安になってる気がします。でも、家族がいてもいなくても、誰でも最後はひとりになっていくのです。ひとりでも大丈夫な自分になることです。

物価は高くなるし、老後はお金がいくら必要とか、不安を煽るような話題がいっぱいです。今年は年明けから地震が起きたり、現在も戦争をしている国もあります。不安を数えたら、キリがありません。ですが‥‥

若い頃過ごした80年代を思うと、今の時代はほんとに混沌としています。YouTubeで流行りの音楽を見ていると、再生回数の多いのは、生きてるのが辛いと叫ぶような曲でした。
私が幼かった頃からすると、今のほうが食べるものもたくさんあり、服やスマホも安くで買えたりして、いろいろな娯楽を楽しむことができるようになりました。不景気は今に始まったことではありませんが、今の人々がたとえ十分なお金を手にしたとしても、自分がおかれた状況のなかで幸福を感じられるかは、単純なお金の有無とは違うところにあるような気がします。

大人が皆それぞれ、なにが正解なのかわからないなかで、先行きや老後が不安だ、心配だと叫び、いたるところで不況のニュースがあふれています。
そんな中で、十代や二十代の若い方々は、便利になった、モノがあふれるなかで暮らしていても、何が自分にとっての幸せなのか想像したり、未来の自分の楽しい姿を描くのがむずかしくて、先の見えない苦しさを歌った音楽が、多くの共感を呼んでいるのかなと思ったりします。そんな状況が痛ましいと感じます。

それぞれ何かしらを抱えて生きています。でも人生は自分持ち。自分を幸せにしてくれるのは、自分だけです。どうすれば楽しく暮らしていけるか。せっかく生きているのだから、楽しむ方がいいですよね。
私は毎日を機嫌良く暮らしていくために、工夫しています。散歩したり、本を読んだり、絵を描いたり、パッチワークとかのハンドメイド。私の場合は趣味が多くて、退屈するヒマがありません。
ひとりの時間を楽しむ方法はいっぱいあります。そのひとつひとつは小さなことですが、それでも毎日は楽しくなります。楽しいと体調も良くなります。健康でいられるのは、とても有難く幸せなことです。

“喜びに向かうすべての思考は、また人を健康に向かわせるもので、喜びというものは、どんな腕のいい医者よりももっと上手に、肉体の内部で処置するものだ“とアランはいっていました。
健康法ってほんといろいろ。なになにを食べたらいいとかいうけれど、やっぱりそれは人によりけり。体質が違うので、一括りにはできないのでは。なんでもほどほどにして、お肉も魚もお野菜も食べれたらいいかなと。

一番いいのは、朝、目が覚めて、今日も元気で気持ちいいなぁと一日をスタートして、やるべき事を済ませたら、あとは好きなことをして楽しむ。自分が機嫌良く過ごせる工夫をすること。それはなんでもいいのです。夜は、今日も一日なんかいい日だったなぁ。ありがたいなあと、感謝して眠りにつくことかなぁと思っています。あとは、あんまり“気にしない“ことですかね。

静かな自分だけの時間。
孤独はさみしさもあるけれど、心地よいものでもあるのです。ネコと本とコーヒー、そしてハンドメイド。そこら辺の雑草を摘んできて、それを眺めながら食事を愉しむ。質素でも、日常生活に困らなければ、それでいいと思っています。
こんな感じで、ひとり暮らしを楽しんでいます。

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