見出し画像

タイ 元駐在員のお勧め料理とその食べ方  

 タイ料理に定番の調味料セット、クルアン プルン この発音というかイントネーションというか、これがとても難しい。初めて行った店では伝わらないことが多く、これが地方へ行って屋台で伝われば一人前か!

 通じない場合は、”ナンプラー(魚醤)、ナムソム(酢)、ナムターン(砂糖)、プリックポン(粉唐辛子)のシー ヤーン(4種類)ミーマイ? (有るか)”と聞けばどこに行っても大丈夫。前回取り上げたおつまみのガイサムヤーンと並ぶタイ料理の傑作だと思う。

 かつて住んでいたバンコクのスクムビット通りのsoi55(通称トンロー通り)周辺は日本人の家族が多く住み、日本料理屋や日本食材店も近くにあった。
治安もよくてとても住みやすい処。その辺りには、多くの活動的な駐在員の奥様方が発掘し、一応その味と衛生面(?)を確認した店がいくつもある。

バーミー ナーム

 トンロー通りの奥中ほどの奇数側にいつも出ているバーミー ナームの屋台があった。同じような短パンをはいたお兄さんが兄弟(?)でやってて、いつも熱々のスープ多めでお願いしていた。ここで重要なのが冒頭のクルアン プルン。各人が調合し好みの味を作り出す。私のお気に入りは、魚醤と酢を多めに唐辛子ほどほどの砂糖なし。暑い中でも酸味が効いた病みつきの味。

 尚、バーミーにはスープ有り(ナーム)と無し(ヘン)がある。赴任したての頃は屋台ではバーミー ヘンは避けろと言われた。やはり熱湯をかけるスープ有りと比べて雑菌残留の恐れが高いのか? が、暫くすると平気で食べていた様な気がするが・・・

 スクムビット通りトンロー入口附辺にあるスクムビット フカヒレ。駐在員の旦那が訪問者などを連れて行くヤワラート通りのヘン(ディー)やアソーク通りのピン(グ)よりは、かなりお手軽にフカヒレスープやアワビご飯を楽しめた。更に、この周囲には通称タイニーズと呼んでいた、中華料理をタイ風にアレンジした料理を出す小さな店が沢山あり、とても楽しめるエリア。

カオマンガイ トート

 トンロー通りの奥、Soi18近くの奇数側に、一見掘っ立て小屋、店内は薄暗く道路沿いにカウンターがあってそこからテイクアウトできる店があった。ここはカオマンガイの専門店。最初にここの料理を買って食べた人は勇気があるなと思えるような佇まい。

 ここの名物はご飯と一緒に炊き込んだトリを一度取り出して揚げ(トート)てから皿にご飯と盛り付けるもの。大根(?)ベースの味が無さそうでほのかに有る独特のスープとの相性は抜群で、しっとりした味のご飯とパリパリのトリの唐揚げを食べたくなると、ゴルフのない休日の昼食用にぶらぶら歩いて買いに行ったものである。

 ああ!!、思い出すとまた食べたくなる懐かしの味の数々、それらを求めてまたタイへ行ってトンロー通りを訪れてみようかな・・・誰か昔の知り合いともバッタリ会えるかも??

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?