表記の統一はいつも悩ましいもの
表記の統一はいつも悩ましいもの。
漢字か平仮名か、多出か出版社のルールか、など。
表記統一でよく見られるものを、下にあげてみます。
理系文系問わず、学術書や実用書は画一的に統一する傾向があると思います。
エッセイや文芸書は画一的にはせずに、個性を活かすようにあえてそろえないことも多いようです。
自分が編集・校正担当するときは、多出のものにそろえ、悩ましいものは著者に疑問出しすることが多いと思います。
表記ゆれの多い本は、その品質と信憑性が疑わしくなるもの。
表記ゆれ、さらに見出し・柱などの書式、レイアウトにも統一感を持たせるのも、編集者の仕事ですね。
表記ゆれの起こりやすいもの
動詞
挙げる
言う
至る
頂く
受ける
得る
覆う
及ぶ
行う
関わる
来た
気付く
比べる
繰り返す
超える
越える
指す
遡る
従う
し得る
過ぎる
沿う
出す
付く
作る/創る/造る
出来る
伴う
捉える
取る/採る/獲る
無い
上る/登る
働く
触れる
含む
見出す
見る
目指す
持つ
基づく
呼ぶ
分かる
副詞/形容詞など
〜当たり
辺り
併せて
改めて
一層
一旦
未だ
色々
内に
(の)上に
主に
概ね
及び
箇所
カ月/ヶ月/か月
仮に
必ず
代わりに
極めて
頃
即ち
全て
既に
大して
大変
例えば
度々
次に
常に
同士
(〜の)通り
留まる/止まる
特に
伴い
共に
中に
等
何か
並びに
後に
人々
他に
全く
又は
稀に
自ら
巡って
最も
元に/基に
良い
渡り
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